両親への今年も一年ありがとう~年末に送る感謝の手紙~
お正月が近づいてきました。
年末年始の親戚づきあいには気をつかうものの、実家への帰省は何より楽しみ。
そろそろ親に甘えてばかりもいられないのですが、それでも孫の存在は若さの秘訣でもあるようです。
ごめんね、ではなくて、心からのありがとうを伝えます。
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今年も一年ありがとう
お父さん・お母さん
あっという間に年末になりました。
この前お正月で集まったばかりのような気がするのに。
それでも今年一年、家族みんな元気で楽しい思い出を作れてとても幸せです。
お父さんとお母さんが健康でいてくれて、たくさん甘えさせてもらったおかげだね。
いつも本当にありがとう。
帰ると慌ただしくていつも感謝の気持ちが伝えられないから、今年を思い出しながら手紙を書いています。
まだ子どもが小さくて育児が大変だった頃は、実家から自宅へもどるのがつらくて、帰省のたびに気持ちが沈みました。
これから戻る子どもと2人きりの息苦しい生活に、絶望したこともあった。
それでもたっぷり私を甘やかし、全力で孫たちを愛してくれたお父さんとお母さん。
見送りの爽快な笑顔に、いつも背中を押されて実家を後にしました。
大丈夫。
ハナコならちゃんとやると、信じてくれた言葉を支えに前を向きました。
未熟な私に不安もあったにちがいないのに、心配そうな素振りも見せなかった。
もしあの頃、心を残したまま実家を後にしていたら、私は1人でやりきれなかったかもしれません。
「お父さんとお母さん、全然さびしそうじゃなかったな。」
と思ったら、なんだかクヨクヨしてるのがバカみたいでした。
ハンドルを持つ手に力を込めて、戦いの場所へ戻った。
だから今、「ただいま。」と胸をはって帰れます。
一緒に出かけよう、あそこへ旅行しよう。
ためらいなく誘えるのは、2人の娘も、それなりに一人前になったから。
もうお父さんやお母さんに迷惑かけたりしない。
孫とすごす楽しい時間をささやかにでもプレゼントできたことは、私の小さな誇りです。
じいちゃんとばあちゃんと過ごす時間が楽しすぎて、帰りの車で娘たちはいつも落ちこんでいます。
「じゃあね!」と元気に別れたあと、平気な顔してる私に、「お母さんはさびしくないの?」と聞いてきます。
大丈夫。
2人はきっとさびしくない。
「忙しかったねぇ。」って笑いながら、きっといつも通り。
だからお母さんもさびしくない。
じいちゃんとばあちゃんはさびしくないとわかった2人はちょっと元気になって、「また来ようね。」と言っています。
きっとこのお正月も、楽しいことばかりで帰りがつらい。
でもまた来年もステキな思い出いっぱい作ろう。
これからもたくさんいいことがあるように、みんなでお祈りしようね。
年明け早々、お世話になります。
とってもとっても楽しみにしています。
ハナコ
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ずっと元気でいてくれるわけじゃない
自分も年齢を重ねたことで、親がずっと元気でいてくれると信じる、無邪気な心はなくなりました。
けれど同時に、親の老いから目をそむけない強さも身につけました。
もちろん、ずっと元気でいて欲しい。
けれど2人の弱さも、これからは支えていく覚悟でいます。
自分たちのことそっちのけでハナコの成長に心身をささげ、孫のために前を向けと背中をおしてくれる。
その力強さは年齢を重ねた今でもまったく変わりません。
きっと気丈な2人は、弱さを見せたりしないでしょう。
だからこれからは、さりげなく気づかえるようになった娘たちと一緒に、おじいちゃんおばあちゃんとの時間を大切にするつもりでいます。
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