幼い子どもたちに送る年賀状のメッセージ
まだまだ赤ちゃんだと思っていた親戚や知り合いの子どもたち。
思いがけなく元旦のポストに、かわいい絵やつたない文字で年賀状がとどくことがあります。
もう年賀状が書けるような年になったのかという感慨と、書いてあげられなかった残念な気持ち。
それは大人の時とはまったくちがう、心の痛み。
もちろん後からでも喜んでくれるかもしれません。
でも元旦の年賀状の中に、自分あての年賀状がとどいているなんて、小さな世界で生きる子どもにはとてもうれしいことのはずです。
ハナコの次女も、幼稚園の先生がくれた自分あての、たった一枚の年賀状がそれはそれはうれしそうでした。
ひらがなで書いてもらったみじかいメッセージを、一生懸命よんでいました。
だからぜひ、書いてあげたい。
かわいいあの子への年賀状。
ひらがなが読める5歳くらいから、年齢別に紹介します。
スポンサーリンク
あけましておめでとう
◎保育園や幼稚園の年中・年長さん
(5~6歳)
あずちゃん
あけましておめでとう
おとうさんやおかあさん、かぞくのみんなとたのしいおしょうがつをむかえていますか?
あずちゃんがようちえんで、なわとびやてつぼうを、とてもがんばっているとおかあさんがおしえてくれました。
こんどみせてくださいね。
たのしみにしています。
◎小学校1年生(6~7歳)
かなちゃん
あけましておめでとうございます
しょうがくせいになって、はじめてむかえるおしょうがつ、げんきにすごしていますか?
がっこうでは、けいさんや字のれんしゅうをがんばっているんですね。
かきぞめは、なにをかいたのかな?
またおはなしを、たくさんきかせてください。
◎小学校2年生(7~8歳)
さなちゃん
あけましておめでとうございます
2年生になって、たくさん本をよんでいるそうですね。
こんど1ばんすきな本のはなしをきかせてください。
3年生もたのしみだね。
◎小学校3年生(8~9歳)
けんとくん
あけましておめでとう
運動会のリレーで1位だったこと、お父さんから聞きました。
小さいころから走るのがとくいだったけど、今でもがんばっているんだなぁとうれしくなりました。
3学きのマラソンも楽しみだね。
毎日元気ですごしてください。
◎小学校4年生(9~10歳)
ちかちゃん
あけましておめでとうございます
家族のみんなと、元気でお正月をむかえていますか?
今年はいよいよ高学年。
がんばりやのちかちゃんが、どんなお姉さんになるのかがとても楽しみです。
またいろんなお話を聞かせて下さいね。
◎小学校5年生(10~11歳)
ななちゃん
あけましておめでとうございます
お正月はのんびり過ごせていますか?
小さな頃からずっと上手になりたいと話していたピアノ、去年はずいぶんいい成績を残したと聞きました。
目標にむかって、努力したんだなぁと思い、むねがいっぱいでした。
これからもずっと応援しています。
体を大切に、がんばって下さいね。
◎小学校6年生(11~12歳)
ひろちゃん
あけましておめでとうございます
小さかったひろちゃんが、ランドセルを背負って学校へ行くなんてと心配したのが昨日のようなのに、ついに卒業を迎えるんですね。
新しいことがたくさんの年、健康には気をつけて、ひろちゃんらしく楽しんでください。
卒業式の写真、ぜひ見せて下さいね。
スポンサーリンク
小さな世界の大事件
子どもたちの小さな世界では、できるようになったことやがんばったことが大事件です。
できれば具体的な内容をいれられると、メッセージがぐっと身近になります。
たとえほとんど会ったことがなくても、自分に関心を持ってくれているということは、子どもにとって大きな自信につながります。
「どこかのおじちゃん」や「知らないおばさん」から、「てつぼうのおじちゃん」や「かけっこのおばちゃん」への昇格も遠くない話。
親ではない人に認められる喜びは、年齢を重ねてもうれしいものです。
そしてそんな子どもたちの記憶にとどまることができたこと、子どもの人生に関わった証を残せること、それは人間として、大人として存在した価値そのものです。
世界は広く、あなたを大切に思う人はこんなところにもいるのだと、たとえ1年に1度でも伝えることができたら。
これ以上素晴らしい年賀状はありません。
スポンサーリンク