いつも元気なあなたが心配です~大切な人の体調不良を気づかう手紙~

生まれてこのかた、インフルエンザにかかったことがないのが自慢だった私。

けれど「インフルエンザにかからない体質」なんてものは、やはりありません。

今年は完全にやられてしまいました。

「最近は薬がいいから、インフルエンザはすぐ復活できる。」

なんて誰が言ったのでしょう。

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2,3日で熱が下がればケロっとしている子どもたちとは反対に、2週間以上の体調不良を引きずりました。

以来、親しい人には伝えています。

大人のインフルエンザをなめるな、と。

そんな中、私に続くように元気なのがトレードマークのような知人が今年は次々体調不良に見舞われました。

60歳をこえても、私以上に元気な母がインフルエンザに。

社会人の鏡みたいな自己管理能力の高いジミニーさんでさえ、急な風邪にしばらく寝こんだと聞きました。

普段元気な人が弱っていると、どうしてこんなに心細いのでしょうか。

早く元気になってほしい。

幼いころに感じた漠然とした不安を思い出しながら、願いをこめてお見舞いの手紙を書きました。

 

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鬼の霍乱

お母さん

私がインフルエンザにかからないのは、お母さんの遺伝子なのかと思っていたけど、今年は2人ともかかってしまったね。

インフルエンザってこんなに苦しいものなんだよって、天の声?

いずれにせよ、これからは子どもたちがインフルエンザになったらやさしくしてあげられそうです。

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とは言っても、まさか元気なお母さんまでがかかってしまうとは思わなかった。

あんな声は久しぶりだったので、とても心配しました。

お母さんが寝込むなんて、まだ私が小学校の低学年だったころ、風疹にかかったとき以来。

少々の風邪では顔色ひとつかえないお母さんが、ベッドから起き上がれないほど悪くなるなんて初めてで、不安だった。

弱々しい声を聞くと、あの時のことを思い出しました。

私の調子が悪いときも、子どもたちは不安だっただろうなと思ったよ。

まだまだ子どもたちは小さいし、元気でいなくちゃと思います。

と言いつつ、お母さんが病気になると40歳を目前にした私でさえ、なんだか元気が出なかった。

もうお母さんがいないと子育てで困ることもほとんどないけれど、それでもこれからはもっと健康に気をつけて、パワフルな母でいて下さいね。

「あんた、しっかりしなさい!」と、お母さんが入れてくれる気合に、ずいぶん励まされているんだなと感じています。

全快したら、またごはんを食べにいこうね。

私たちが寝込んでいるあいだに、外はすっかり春の陽気です。

 

ハナコ

 

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体調はいかがですか?

ジミニーさん

連休はどんなふうにお過ごしかしらと思っていたのですが、めったにない体調不良ときいて、とても気がかりです。

普段から社会人のお手本かというくらい、自己管理をきちんとされる方なので、よほど強い菌がはいってしまったのでしょう。

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現に今年は私もかかったことのないインフルエンザにかかったし、学級閉鎖のニュースも続々。

暖冬だから流行が遅いと油断したうえに、感染力も強いとあっては、仕方ないときもありますね。

どんなに丈夫でも、管理を徹底していても、なかなか防ぎきれないなぁと感じています。

それでもかかってしまったら、とにもかくにも、休養が大切。

たくさんのお仕事をかかえ、小さな子どももいては無理をしてしまいがちですが、しばらくは心を鬼にして、体を休めることに専念してください。

ジミニーさんなら、元気になってからいくらでも挽回できます。

普段のがんばりを信じて、回復を優先させてくださいね。

私も熱が下がり、病気は治ったはずなのに、なんとなく体がだるいという状態が2週間近くも続きました。

年を取ったからだとは思いたくありませんが、それでもこれは無理するべきではないというお告げだと、がらにもなくそんなことまで考えました。

だからジミニーさんも、体の声にしっかり耳をかたむけてあげてください。

また元気になったら、お仕事の話もいろいろ聞かせてくださいね。

4月はみんなまた、襟を正して新しい年度をスタートさせるのだと、私も背筋をのばすつもりでいます。

それではくれぐれもお大事に。

また連絡しますね。

 

ハナコ

 

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あなたの元気がないと、私もさびしい

母とジミニーさんに共通するのは、家庭や職場での自分の立場や役割をきちんとわきまえ、それにふさわしい生き方ができるところです。

女性として大人として、私がこうありたいと思う存在でもあります。

だからそんな2人の不調がつづいた今月は、なんだか心細い気持ちでした。

物質的な依存はなくても、精神的には私の柱ともいえる人たち。

私がこんなでどうすると思いながらも、毎日早くよくなってほしいと願っていました。

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幸いにも2人とも、重症にならずに回復にむかっている様子。

それでも油断しないでいてくれるよう、手紙では伝えました。

いつまでも力強い2人の背中を追いかけていたい。

みんなが元気で笑える春を、無事にむかえられますように。

 

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