すっかりご無沙汰しています~梅雨まっただ中に送る友人への手紙~
昨年末からプライベートや仕事に大きな変化があり、ずっとやり取りをしていた友人とのメールが少なくなりました。
間隔が長くなるほど話したいことは増え、時間ばかりが経ちます。
話したい。
いつも考えているのです。
「あの人なら、なんて言うだろう?」
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梅雨明け間近の雨の日に
ジミニーさん
昔から、満月と雨の日はジミニーさんに手紙を書きたくなったことを思い出します。
遥かな月も、雨音のする静かな部屋も、いつもジミニーさんにつながっていました。
なかなかお手紙を書けなくなっても、私は相変わらず、月に雨に、ジミニーさんを思います。
壁にぶつかるたび、「ジミニーさんなら、なんて言うだろう?」と、いつもいつも考えています。
さて、改めて。
降らない梅雨が一転、雨が長引きますが、お元気でお過ごしですか?
子どもたちの学校行事に追われた6月は、雨がなんとかもってくれたことにホッとしました。
ただ今となっては、「時期も時期だし、雨は必要」なんて余裕を見せた自分を、大量の洗濯物でむせかえりそうな部屋に閉じ込めてしまいたい気持ちです。
弥生ちゃんは、もうずいぶん大きなサイズの服を着るようになったのではないかしら?
きっともう、レインコートも長ぐつも、傘も必要になっていることでしょう。
傘は差したがるけどうまく扱えないし、この時期、レインコートって暑いんですよね。
幼稚園の送り迎えのたびにずぶ濡れになりながら、雨をうらんだことを思い出しました。
今では子どもたちも体をすっぽりカバーできる大きな傘をさして、一人前な顔をしているけれど、ほんの少し前まで、あんなに大変だったなんて。
過ぎてしまえばたいしたことなくも思えるけれど、必死だった当時の自分を思うと、ジミニーさんだって、まさに今、大奮闘されていることでしょう。
重たい傘や長ぐつに汗をかき、暑い暑いと騒いでも、雨の日は思いがけなく気温が下がる日もあります。
どうか体調を崩されませんように。
しっかり体を乾かして、あたたかい部屋でゆっくり疲れを癒してくださいね。
またお話しましょう。
ハナコ
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雨の日は手紙の日
子どものお昼寝や、おもちゃに夢中なわずかな時間をぬって一生懸命手紙を書いていた頃、雨が降るといつもより少し長く自由な時間ができました。
乾かないからとあきらめた洗濯物のおかげで、家事が減ったからです。
だから雨の日は、朝からずっと、今日は「どんな手紙を書こう?」と、そればかり考えていました。
心に抱えたモヤモヤを、丁寧に言葉にしてみようか。
それとも昔読んだ本の話がいいか。
わずかなはずの時間が、隠れた気持ちや遠い昔の記憶まで呼び覚まし、時間は無限に広がりました。
だから私は、今でも雨の日になると自分と向き合い、大切な人に手紙を書きたくなります。
「晴れたらこんなことをするつもりです」
「空が少し明るくなりました」
変化の少ない生活の中で私を満たしてくれたのは、手紙を読んだ友人が少し笑ったり、私のことを思い出してくれるだろう、という淡い期待でした。
受け取ってくれてありがとう。
また手紙を書きます。
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