夏も近づく八十八夜、友人に送る手紙~5月の風を感じる時期に~
5月2日は八十八夜。
夏も近づく~♪の歌にあるとおり、季節は春から夏へ。
5月の連休は夏日となるような年もあり、開放的な気分がたかまります。
仕事や子どもたちの学校も、4月の慌しさが落ちつき、いつものペースが取り戻せるころ。
かけぬけた春のごほうびのような時間を、それぞれに楽しんでほしい。
そんな気持ちで、大切な友人に手紙を書きました。
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新茶って飲んだことありますか?
ジミニーさん
風にときどき、夏のにおいがまじるようになりました。
芽吹いた若葉たちがはなつ、太陽と雨の成分なのでしょうか。
エネルギーに満ち、そろそろ遊ぼうよとさそっているようです。
ジミニーさんのお仕事も、春の忙しさはずいぶん落ち着いたんですね。
心配していた転勤も今年はないとのことなので、夏まではのんびりする時間もできそうですか?
今年は連休の並びがあまりよくありませんが、わが家ではゴールデンウィークの前半と後半の3連休、どちらかは出かけたいなと思っています。
そのためにも体調管理は大切。
ここのところ花粉症でずっと調子が良くなかったので、お休みまでには調子をととのえておきたいところです。
今年は5月2日が八十八夜にあたるそうなのですが、ジミニーさんはつみたての新茶って飲んだことありますか?
以前、お茶農家の人たちが、つんだばかりの葉にお湯をそそいで飲んでいるのをテレビで見たのですが、あれは私たちが普段口にするお茶とはまったくちがうもの。
つみたてってこんな状態なんだとショックに近い気持ちでした。
テレビのむこうからでもみずみずしいお茶の香りがしそうなくらい、それはそれは美しい色と透明感のある飲み物でした。
「こんなお茶が飲めるなら、本当に健康で長生きできそう。」と思ったことを覚えています。
きっと昔から、春はよろこびと同時に忙しくて体調をくずしやすい時期でもあったのでしょう。
この時期のお茶は冬の寒さでかたくなった体をほぐし、春の疲れをとるための薬に近いものだったのではないかしら。
今年も5月2日の夕方にはそんな映像が見られそうです。
私もそうですが、ジミニーさんも多忙な春をくぐり抜けてきた人。
つみたてのお茶までは無理でも、酷使した体はたっぷり癒してくださいね。
ときおり降りていた霜も、そろそろ姿を消すようです。
休みのあいだに夏服に衣替えしたほうがいいかしら。
そんな時に限って寒くて、連休明けから真夏日、なんてからかわれているようなお天気になりやすいので迷っています。
お休みの計画をたてたら、またお話を聞かせてくださいね。
私はお天気を見はからい、キャンプびらきするつもりです。
インドアのくせに。
またお手紙書きます。
ハナコ
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連休の予定、立てた?
ハルちゃん
お仕事は順調ですか?
何かと忙しかった4月も終わり、いよいよ5月に突入です。
そろそろひと息入れたいね。
ちょうど5月2日は八十八夜。
「お~○、お茶!」とか、「伊○衛門」のキャッチフレーズが頭をはなれません。
ビールと同じで、なんだかおいしそうに見えるものね。
忙しかったしなぁ。
そろそろハルちゃんとお茶でもしたい。
そんなことを考えていました。
お茶だけですまないのが私たちだけど。
家庭訪問だ特別スケジュールだと、子どもたちが毎日早い時間に帰ってきた4月。
やっとまともな授業が始まったかと思ったら連休。
春休みからつづくお世話ばかりの生活から、そろそろ解放されてもいいよね。
おしゃべりで気分をメンテナンスして、暑さにそなえましょ。
新茶は縁起がいいらしいよ。
きたるべきアラフォーも、新茶で乗りきれるならコスパ最強。
八十八夜は私たちのものです。
連休おでかけするなら、おみやげ話も楽しみにしています。
私はまた、混雑からのがれて山でのんびりする予定。
休み明けはスケジュールあけといてね。
ハナコ
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心に体に「お~い、お茶!」
緑茶には抗酸化作用があり、新茶に多く含まれるテアニンにはリラックス効果が…
といった効用はすでに広く知られるところ。
大切なのは、だれと新茶を分かちあいたいのか。
効果が発揮できる環境があってこその新茶。
そんなふうに思ったので、大切な人には疲れた体をいたわってほしくて。
そして大好きな友だちには、一緒にお茶を飲める時間を作ってほしくて。
それぞれに手紙を書きました。
寒い時期、緑茶のポリフェノールにすがり、風邪やインフルエンザの予防に役立てようと必死だった私は、ひたすらお茶の葉を粉にしてそのまま飲んでいました。
おいしく淹れようと思うと手間のかかるお茶を、手軽にたくさん飲みたくて。
お寿司屋さんでいただく粉茶のようにはなりませんが、成分がしっかり出てる感じに大満足。
これからは冷茶もおいしいシーズンです。
だれかと一緒に飲むお茶も、自分のために淹れるお茶も。
めぐみを存分に味わいたい、八十八夜です。