少しずつ、秋の深まりを感じます~白露に送る友人への手紙~
暦は「白露」を迎えます。
立秋はとうに過ぎたと言っても、いよいよ本格的な夏の終わりを実感する頃。
朝晩の気温がぐっと下がり、秋の気配が深まります。
大切な人が、元気で穏やかな気持ちで秋を迎えられるよう、手紙を書きました。
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秋の入り口で送る、短いメッセージ
夏ははかなくなった空から別れを告げ、白露に秋の深まりを感じるようになりました。
朝晩はずいぶん冷え込むようになりましたが、皆さまお元気でお過ごしですか?
早すぎる暦に、季節が追いついてきたようです。
これからの季節もお体を大切に、楽しくお迎え下さいね。
ハナコ
寒い季節の入り口で
ジミニーさん
時おり感じていた秋の気配が、毎朝、毎夕のものとなりました。
最低・最高ともに気温はぐっと下がり、ついに猛暑を抜けたようです。
朝晩はとても涼しくなりましたが、お元気でお過ごしですか?
暦の上では、草花に朝露がつき始める「白露」という時期なんだそうです。
文字はなんだか寒そうで、冬の言葉みたいです。
それなのに、まだ日中は汗ばむような季節のことを指しているのだとか。
9月は、強引なほど夏の終わりを感じるせいでしょうか。
白露って冬の入り口みたいな気がしています。
こうしてひとつずつ、少しずつ寒い時期に歩みを進めて行くのだと、半袖で足元の朝露を眺めていました。
それなのに、果物がおいしい季節だとか。
あたたかいコーヒーが飲めるとか。
頭はしんみりしてみても、心の中は楽しいことでいっぱです。
スタバが近くになくても。
街はとても遠くても。
「秋だよ、秋が来たよ。」と、妖精のように私の周りを飛びまわる情報のおかげで、ワクワクする気持ちはおさえられません。
都会に住むジミニーさんはきっと、もっと。
日々の中でいち早く到来した秋を感じながら、楽しいことや、大変なことに思いをはせているだろうと想像しています。
ささやかに、それでも楽しくいましょうね。
また手紙を書きます。
ハナコ
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相手を気づかう季節の入り口
「大切な人への手紙」というテーマでブログを書き始めて、1年がたちました。
いつも同じペースで書けたわけではありませんが、最初の1年は、自分の勉強も兼ねて、暦を意識したあいさつを心がけてきました。
特に意識していたのは、二十四節気です。
二十四節気ととは、夏至と冬至を基準に、1年を24の期間に分けた暦のとらえ方です。
有名なところでは「春分の日」や「秋分の日」がこれにあたります。
二十四節気の中で1年は、およそ15日間をひとつのまとまりとして、その時期の気候を表す名前がつけられています。
中でも私にとって印象深いのが、「白露」です。
2016年なら9月8日から、23日の秋分の日までの15日間がこれにあたります。
夏から秋に変わる時期、草花に朝露がつくようになる時期を指しています。
去年、この白露の手紙を書いた後、季節は一気に秋から冬へと向かいました。
ほんの短い間に気温や景色はみるみる変わり、そのたびに手紙を書く相手の環境も変化しました。
体調が思わしくなかったり、仕事や生活が変わったり。
何度も同じ人に手紙を書きながら、それでも毎回飽きない気持ちでした。
だから、手紙がつなぐ季節において、白露はスタートの時期のような気がしています。
これからまた来年、あたたかな季節を迎えるまで、きれいな花を見つけたことや、感じたこと。
たくさんの思いを、大切な人に届けようと思います。
いつも元気でいてほしいから。
どんな小さくても、毎日うれしいことを見つけて欲しいから。
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