試験勉強がんばって!~友人に送る応援メッセージ~
わが家の娘たちは、のほほんとした小学校生活を送っているので、合否が気になるような試験を受けたことはありません。
けれど自分は、子どもが多い時代に生まれ、試験でふるいにかけられる学生時代を過ごしてきたので、試験までの自己管理の厳しさは、少しわかっているつもりです。
モチベーションを上げる方法とか、時間配分の難しさとか。
勉強以外の一切を親の世話になり、勉強だけしていた学生時代とは違い、社会人になると、生活や本業を背負いながらの勉強になります。
ただでさえ集中するのは難しいのに、少ない時間でなんとか勉強時間を確保することの大変さも。
大人になればなるほど、力にはなれないけれど。
今回は、試験に挑む大切な友人に送る手紙を書きました。
スポンサーリンク
小さなメッセージカードに込めるエール
ジミニーさん
暑さがずいぶん和らぎ、勉強には快適な季節になりました。
朝晩は冷える日もありますが、体調を崩されてはいませんか?
厳しい夏のあいだのがんばりが、この豊かな季節に、大きな実になるといいなと思っています。
試験までもう少し。
ジミニーさんの合格を、心からお祈りしています。
ハナコ
合格のごほうびは何ですか?
ジミニーさん
秋の訪れは、試験シーズンの始まりでもありますね。
書店には資格を取るための参考書が並び、レジでは受験の申し込みを受け付けていました。
私は毒にも薬にもならない本を片手に、もうそんな時期なのかと、ジミニーさんのことを考えていました。
今年は大きな試験があるからと、年始からコツコツ勉強を続けていたジミニーさん。
もうすぐ試験ですね、なんて言葉は、プレッシャーになるのではないかと思っていました。
近況報告として伺うことはあっても、私からふれない方がいいかしらと、考えたこともありました。
でも。
寒い冬も、暑い夏も。
どんなにお仕事が忙しくても、投げ出さずに辛抱づよく取り組んできたことを知っているので、私は言わずにはいられません。
いよいよ、試験の時がきましたね。
私はいつも、つらいことから逃げ出しそうになる弱い心を、ジミニーさんのがんばりに力づけられてきました。
ジミニーさんがやってることに比べたら、私なんか全然およばない。
こんなことくらいで投げ出していたら、恥ずかしくてお友達ではいられない。
ジミニーさんの努力は、怠慢な私を照らす光のようでした。
だから、合格を心からお祈りしています。
努力が実りますように。
合格のごほうびは、もう決めてありますか?
家族とお食事かしら。
それとも、欲しいものがあるかしら。
いい知らせを待っています。
ハナコ
スポンサーリンク
腫れ物あつかいはしない
自分が受験生だった頃、家族やまわりの人は、気を遣って試験の話にはふれないでいました。
当時はとても神経質になっていたので、私自身も黙っていて欲しいと思っていました。
けれどそうすることで孤立し、緊張をより高めたことは否めません。
試験は合格したけれど、今になって思えば、もう少しリラックスしていることだってできただろうと思うのです。
弱音や不安を口にしたら、落ちるんじゃないかと思っていました。
確かにそれは、アグレッシブであるべき状況で、弱点となったかもしれません。
でも冗談みたいにして口にできたら、もっと強くいられたかもしれない。
だから大人になってからは、腫れ物扱いするのではなく、第3者なりに、近い場所で応援していたいと思うようになりました。
行き詰った時でも、弱音を吐いてもらえるような、そんな友達でいたいのです。
スポンサーリンク