赤ちゃんに会えるの楽しみだね~妊娠中のいとこに送る手紙~
いとこが妊娠しました。
数年前に結婚し、そろそろ欲しいと話していたのが1年くらい前。
かけねなくおめでたいニュースに、みんな大喜びしています。
ただ自分もそうだったように、お母さんになる彼女には喜びと同時に不安もいっぱい。
つわりもあって、何もできない自分に落ちこむこともあるようです。
もしかしたら、生まれてくることを楽しみにできない日があるかもしれません。
私も1人目の子育てがあまりにも大変で、2人目を妊娠しているあいだはずっと憂うつでした。
赤ちゃんがかわいいと思えない自分に、自信をなくしてもいました。
そんな私を、幼なじみのカメちゃんは毎週のように家に招き、
赤ちゃんが楽しみ。
生まれたら抱っこさせて。
赤ちゃんのにおいが恋しい。
と、ひたすら祝福のシャワーをあびせてくれました。
不思議なことにそんな言葉をずっと聞いていると、気持ちが変わってきました。
もしかしたら楽しいかもしれない。
家族がふえるって、なんとなくいい気がする。
落ちこんでいた私も、予定日のころにはすっかり機嫌をよくしていました。
だから私も、血のつながりのある大切ないとこに、祝福のシャワーを贈ろうと思います。
赤ちゃんが楽しみになるように。
家族の未来がかがやいているように。
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楽しいことがふえてくね
さくらちゃん
うれしい知らせが届きました。
さくらちゃんに待望の赤ちゃん。
楽しみでたまりません。
またあんなふわふわを抱っこできる日が来るのです。
みんながうかれてしまうのも、無理ないね。
とは言っても、さくらちゃんにはつわりでつらいことも、気分がすぐれない日もあるだろうと思います。
初めてならなおさら、みんなと一緒にはしゃいでばかりもいられないよね。
心配や不安もたくさんあるでしょう。
今のうちに遊んでおけとか、自分の時間はなくなるとか。
私がはじめて出産する前は、経験者のアドバイスなんてなんの助けにもなりませんでした。
そんなことわかってるけど、重くなった体と気持ちでは何も楽しめなくて、すっかりふさいだ時期もありました。
けど家族がふえるということは、大変なぶん、楽しみもふえるということです。
それはすぐにはやって来ないし、時間も手間もかかることではあるけれど。
さくらちゃんが想像もつかないようなしあわせが、コロコロとあちこちに転がっている日々がやってきます。
小さな手や、あたたかな寝息。
散らかったおもちゃや、こぼしたおかし。
今では「片づけなさい!」と目をつりあげるようなあれこれも、すべてかわいい命の痕跡だった時期がありました。
さくらちゃんにも間もなく、そんな時間がやってきます。
もちろんラクじゃない。
それでもそれでも、赤ちゃんの誕生は待ちどおしいね。
つらいことでも、楽しみなことでも、またなんでも話を聞かせてください。
さくらちゃんのニュースは、私たちにとって今一番幸せな話題です。
体を大切にしてね。
ハナコ
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あの頃、わからなかった気持ち
自分のことと人のことはちがうもので、私は妊娠を祝ってもらったとき、すなおに喜べませんでした。
雑誌やインターネットの情報に心配ばかりが先に立ち、生まれるまでにこえなければならないハードルや、出産の恐怖におののく日々。
かわいい赤ちゃんの存在なんて、山のむこうのかすみみたいにぼんやりとしていました。
本当はそれだけで十分だったはずなのに。
今までの経験や、知識がなんの役にも立たない環境に飛びこんでしまい、ぼうぜんとしてもいました。
けどバカみたいに、「楽しみ!」って笑っていてもよかった。
生まれてくればイヤでも毎日があって、子どもは日々成長して、それに合わせて自分も変わっていくしかないのです。
だったらいつも「楽しみ!」って、言っていればいい。
それだけで十分、いろんなことを越えていけたのにと思います。
歴史はくりかえされるもので、新米ママはいつの時代も不安です。
だから彼女に祝福のシャワーを。
生まれきたら、親せきのおばちゃんがたっぷりかわいがってあげましょう。
赤ちゃんはみんなの宝物。
1人じゃないよ、がんばってね。
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