ハンバートさんて、こんな人

ハナコの友人、ハンバートさんのお話です。

ハンバートさんはハナコの2歳年下の女の、北海道に住むバンドマンです。

人生を捧げたロックンロールのために、毎日を生きています。

 

スポンサーリンク



 

出会ったころは、スカしたやつ

ハンバートさんとの出会いは数年前。

ハナコが深夜のパトロールを日課としていた頃でした。

lights-890404_640

時おり見かける独特の風貌が記憶に残り、あいさつをするようになりました。

初めて声をかけたのはハロウィンの頃。

一匹狼風のいでたちに合わない、ハロウィンのパンプキンが頭に。

「今日はどうしたんですか?」と思わず話しかけたのがきっかけです。

話をするようになっても、常に一定の距離を置いて話す礼儀正しい人でした。

その分、縮まらない距離に残念な気持ちもしていました。

深夜交わすひと言ふた言は、コンビニの肉まんのようにハナコの心を温めてくれたので、もっと話せたらいいのにと、ずっと思っていました。

 

距離は一気に半分に

business-690675_640

そんなハンバートさんとの距離が、ぐっと縮まる出来事があったのは、仕事の都合でしばらく北海道を離れることになった時。

いつも近くにいた仲間と離れ、それまで以上に深夜に時間ができたハンバートさん。

交換し始めたメールの中で、たくさんの話をするようになりました。

 

変わらないらしさにハマる日々

独特なのは風貌にとどまらず、ハンバートさんは手紙の雰囲気もまた、独特の個性にあふれていました。

つねに会話はねじれの位置で進行し、迷路の中の壁一枚へだてたところで、とんちんかんなまま進みました。

それは深夜に食べるお菓子のような、必要ないのにやめられない、クセになる感覚でした。

ハンバートさんからのメールを受け取った後は、ずっと返事の内容を考えていました。

ハンバートさんに、「やるな。」と思わせたくてワクワクしました。

 

スポンサーリンク



 

それからずっと今でも

ハンバートさんは北海道に戻り、いつもの生活に戻りました。

でも縮まった距離はそのままに、愉快でとんちんかんなおしゃべりは今でも続いています。

やることはいつも突拍子がなく、ハナコは度肝を抜かれてばかり。

失敗しても懲りなくて、「仕方ないこと!」って笑ってるだけ。

何もなくても楽しそうで、何をやってもマイペース。

それなのに寂しがりやで、急にかまってもらいたがることもあります。

ハンバートさんは、そんな気ままな人です。

 

 

ハンバートさんから学んだこと

普段ハナコはストレートに、自分の気持ちを誰かにぶつけたりはしません。

それでもあまりにも無防備に気持ちをさらけ出すハンバートさんには、思ったままのことが話せます。

acoustic-925174_640

ハンバートさんは無防備な人ですが、それを支えるのは驚くほどの対人関係の強さ。

さらけ出すことでつながることを、ハナコに教えてくれた人でもあります。

くだらない話ばかりしておちょくったり、本気でケンカをすることもありますが、「バカなやつ!」と言いながら、ハンバートさんとはいつも笑っています。

時には落ち込むハナコに、「気にしなさんな!」と最高に無責任な言葉をかけて、公園でひなたぼっこしている、そんなステキな人です。

 

スポンサーリンク



 

コメントを残す

サブコンテンツ

はじめにもどる