昇進おめでとう~友人に送るお祝いのメッセージ
友人のハンバートさんが昇進しました。
彼女が天職とも言える仕事を見つけ、働き始めたのは1年半ほど前です。
「命を捧げるロックンロール」のために、時間の自由を優先し、アルバイトでしか仕事をしてこなかった彼女は、天職についてもその立場を崩さずにいました。
仕事には誠実でありながら、それに疑問を感じたことはないようでした。
保障や給料など、いろんな面で「もったいないな」と思ってはいましたが、この先もアルバイトで続けるのだろうと思っていました。
彼女が、どれほど音楽を自由にできることを大切に思っているかは知っていたからです。
けれど「もったいない」と思っていたのは、彼女の友人知人だけではなかったようです。
ついに、仕事先の社長自らが説得に乗り出すとの知らせを受け、ハンバートさんは引き続き時間の自由を保証してもらうことを条件に、社員を引き受けることにしたそうです。
こんな時代なので、決して手放しで「おめでたい」と喜べることではありません。
責任ばかりが増え、お給料はさして増えないのが現状です。
けれどやっぱり、大切な友人のお祝い事は嬉しいものです。
少しかしこまったメッセージと、いつも通りのラフな手紙、今回も2通りを用意しました。
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「昇進おめでとう」かしこまって伝えるメッセージ
ハンバートさん
昇進おめでとうございます
あなたの仕事ぶりは、ほうっておかれはしないだろうと、私はずっと思っていました。
予感が見事的中したことに、誇らしい気持ちでいます。
様々な問題や重たい気持ちを抱えながら、それでもあなたが積み重ねてきたものは、やはり、みんなが必要とするものだったんですね。
「流れで仕方なく引き受けた」と気が重たそうなのは、きっとまた周囲の要求に応えてしまう自分を見越しているからでしょう。
それが体裁づくりでもなんでもないことは知っているけれど、それでも応援していますね。
あなたを必要とする人のために、これからもあなたらしく、がんばって下さい。
ハナコ
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「気楽にいこうよ」いつもの調子で応援メッセージ
ハンバートさん
昇進おめでとう!
「気が重いよ」なんていっぱしのセリフも、決まってるじゃないですか!
なんだかんだと愚痴も言いながら、無断欠勤も遅刻もなく、淡々と出かけていくあなたを見ていたら、きっとこんな日も遠くはないだろうと思っていました。
ただでさえ人手の必要な職業です。
誠実なあなたの人柄は、なくてはならないものなのでしょう。
私はあなたがきちんと評価されたことが誇らしいような、くすぐったいような気持ちです。
「ほめられたのは私だよ!」って思っているんでしょう?
確かにそうだけど、私の目も間違ってないなって思っていたんです。
あなたは、ひっそりと与えられた仕事を済ませて終わるような、そんな人じゃない。
自分がいるその場が、あるべき状態に落ち着いているように、いつも目を配ってる。
大変でしょう?
気持ちが疲れてしまうでしょう?
きっとこれからは、もっとがんばらなければいけないと思っているのでしょう?
昇進が決まってから、出勤前のメッセージにあなたが背負った重圧を感じるようになりました。
でもきっとね、「なるようにしかならないよ」と笑っていたあなたのままで、いいと思うのです。
そんなあなたは、辛くなりがちな社会の中で、とても魅力的な存在だったと思うのです。
どうか今まで通り、いつも通り、タフでラフなあなたでいて下さい。
たとえピンチが訪れたとしても、ずっと私は味方でいます。
昇進おめでとう、がんばってね。
ハナコ
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