2月生まれの友人に贈る、誕生日の手紙~春待つ寒さの残る日に~
2月、ときおり訪れる春めいた日に、もしやこのまま春がと、抱いた期待を裏切る寒さ。
すぐそこに迫っているはずの春が遠く感じられる季節です。
気持ちがうつむきがちになるこんな時期だからこそ、おめでたいことは楽しくお祝いしたい。
大切な友人ならなおのこと、心をこめてメッセージを贈ります。
フリージアの花言葉によせて
ワカナさん
お誕生日おめでとうございます。
はやく春にならないかと期待してはがっかりが続いていた最近。
ワカナさんの誕生日は春の日だまりのように、あたたかなニュースでした。
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子どものころ、友だちとひらいたパーティーの飾りつけのように、どんなレターセットにしようか、何かプレゼントをつけようかとうかれています。
寒いながらに楽しいこともたくさんあったはずの冬。
だけどお正月も終わってすっかり静かになった街は、なんだかさびしくて、春が待ちどおしくて仕方ありませんでした。
けど今日は特別な日。
しずんだ気分も吹きとびます。
2月の誕生花でもあるフリージアも、気持ちをあらわすかのようにカラフル。
みんな春が待ちどおしいのだと、思わず笑顔になりました。
フリージアの花言葉は純潔、あどけなさ、無邪気。
まもなくやってくる春の、どんな色にも染まるような言葉です。
そしてワカナさんも、フリージアの花言葉みたいな人。
子どもっぽさとは違う。
大人なのに楽しいときは本当に楽しそうで、悲しいときは素直に涙を流せる。
一緒にいる人に、気負わせることのない魅力があります。
この手紙だってきっと喜んでくれるだろうと、ワカナさんの笑顔が頭にぱっと咲きました。
だから私までうれしくなってしまった。
お誕生日だね、もうすぐ春だねって、なんだか楽しいことしかないような、そんな気分です。
ワカナさんのことを考えるだけで、春が来たみたいです。
どうかこれからも、そのやさしさでみんなを包んでください。
大切な日を、こうしてお祝いさせてもらえることをとても幸せに思っています。
ハナコ
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マーガレットの花言葉によせて
ナツミさん
お誕生日おめでとうございます。
雪どけ待ちどおしい如月にやってきた、一足早い春のようなお祝いに、私がうかれてしまっています。
冬は嫌いではないはずなのに、もう片思いかというほど春が恋しくて…
そんなことを考えていた時、マーガレットは2月の誕生花の仲間なのだと知りました。
なるほど恋っぽいものね、なんて1人で納得しています。
ちなみに花言葉は心に秘めた愛、誠実、貞節などなど、一途な気持ちをあらわすものばかり。
あまりの春恋しさに、選ばれた花なのかもしれないと考えていました。
心に秘めた…なんてナツミさんのイメージじゃないなぁとは思ってみたものの。
恋に限定しなければ、とても一途な人であることに気がつきました。
なんの話?ときっとナツミさんは怪訝そうにしているはずです。
たとえばお仕事や子育て。
ナツミさんはだれかにどれほど大変かを聞いても、一度やると決めたことはやり通す。
いままで何度もそんなナツミさんを見てきました。
前に進むことでしか解決しないと、いつも一生懸命でした。
うん、マーガレット、ふさわしい。
と思っています。
可憐なようで花びらは落ちにくく、たくさんの選択肢をもっている。
柔軟なのに芯のあるナツミさんにぴったりのお花です。
あとほんの少し日がたてば、今日の寒さはうそみたいに春めいてくるでしょう。
それでもなお、春はまだかと急いてしまうときは、「くる、こない」と花びらを一枚ずつめくりながら、恋占いの気分でのんびり待とうと思います。
ナツミさんのお誕生日のおかげで、気持ちに春がきました。
どうかこの1年も、ずっと春みたいな幸せな気持ちでお過ごしください。
ステキな一日を一緒にお祝いさせていただけたこと、とてもうれしく思っています。
ハナコ
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あなたのお誕生日に、元気をもらった
この季節は波のように、引いてはよせる寒さに身体も心もまいっています。
けれどせっかくのお誕生日を、そんな気持ちでお祝いするのは残念です。
高価なプレゼントをするわけではなくても、お誕生日を祝うことで、自分も元気になれたことを伝えたい。
大切な人の特別な日は、自分にも特別なのだという気持ちをたくさんこめました。
気がつけば年度末も迫る時期。
子どもが病気で休んでいる可能性だってあり、お誕生日をのんびり祝うどころでないかもしれません。
だからこそ。
あなたの誕生日をお祝いするだけで、春がきたような気分になれたと、いろんな言葉で伝えました。
いくつになっても、お誕生日は特別です。
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