雨月を見上げて伝える恋心~秋の夜のラブレター~
名月が、雨で見えないことを雨月と言います。
長雨が続く秋の季語です。
まさしくこの言葉通り、今年は私が住む場所からも、中秋の名月は雨で見えませんでした。
月を恋しく思う気持ちは、好きな人に会えない時の気持ちに似ています。
ラブレターはいつも、月の力に導かれています。
スポンサーリンク
雨月と会えない恋人と
ホームズさん
秋の長雨が続きますね。
こんな時期に、雨で見えないお月さまのことを、雨月と呼ぶのだそうです。
風情を楽しむ言葉だそうですが、私は悲しい気持ちにしかなれませんでした。
ホームズさんにも、お月さまにも会えないなんてと、2重にフラれた気分です。
「ふってなんかないよ。」って、笑うあなたが目にうかびます。
いつもなら、月を見上げてあなたのことを思い出すのだけれど。
せっかくの中秋も、今年は雨月でした。
いつもなら、ホームズさんに会えなくても、お月さまがいるって思えるのですが、雨のせいで、ひとりぼっちな気分です。
「そばにいるよ。」って言葉が聞きたいです。
電話で言ってもらおうかと思ったんですが、やっぱり顔を見て言ってほしくて。
今度会える時の、楽しみにとっておきますね。
雨がやむのを待つみたいに。
あなたに会える日を、心待ちにしています。
雨がやんで、ホームズさんにも、お月さまにも、早く会えますように。
雨上がりは気温が下がります。
風邪ひかないで、元気でいて下さいね。
ハナコ
スポンサーリンク
やさしい言葉がほしい
現役で恋愛をしていた頃は、甘い言葉を本気で口にできる男性が実在することを知りませんでした。
マンガなら、ありかもしれない。
でも映画や小説、ましてや現実でそんなシーンを見ても、本気にできるわけないと思っていました。
けれど年齢を重ね、恋愛フィルターを通さずに男性と接することが増えると、意外とそういう人もいることを知りました。
キザでもなく、ギャグでもなく、素直に言える人もいるのです。
そして自分だって、「そんな言葉が欲しい。」と、言ってもよかったなと思うようになりました。
若さに無知とバカが加わって、素直にも、かわいくもなれなかったけれど。
そんな自分を受け入れてくれる男性を、探したり、待ったりしたってよかったのにと、今となっては考えることもあります。
雨月に、「そのままでいられなかった自分」を重ねた中秋の夜でした。
スポンサーリンク