寒さの厳しい季節に、友人へ送る手紙~もうすぐ大寒~

お正月も終わり、子どもたちの学校が始まりました。

見送りや洗濯物を干そうと外に出た時の、空気の冷たさは、やはり年末のそれとはずいぶん違います。

思えば大寒もすぐそこ。

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いよいよ寒さも山場をむかえます。

家にいるハナコでさえ身にしみるこの寒さ。

家事をおおいそぎで片づけて、仕事に向かう友達には、もっと冷たく感じられていることでしょう。

年明けずいぶん手紙も書けていませんでした。

大寒のお見舞いもかねて、様子をうかがいます。

 

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朝の空気がしびれます

ジミニーさん

お正月の騒々しさも落ち着き、ホッとしたのもつかの間、朝の空気がずいぶん冷たくなりました。

学校へ行く子たちが吐く息は、大寒に近づいたこの季節ならではの白さです。

見送りながら、早くからお仕事へ出かけるジミニーさんも、きっと寒いだろうなと思っていました。

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ニュースではインフルエンザの話題も増えてきましたが、元気にされていますか?

あと数日もすれば大寒。

この冬の寒さもいよいよ大詰めです。

ここさえ乗りきれば、もう春は目前。

けれどどんなに寒くても梅や桃のつぼみはほころび始め、あと少しがんばれと言っているかのように感じています。

通勤の寒さはまだ続きそうですが、もうしばらくは、あたたかくしてお出かけくださいね。

私は家にいることが多いので、寒さも楽しみたいと、今年の冬はストーブを活用しています。

鉄のケトルやフライパンをじっくり使ってみたいとも思っているのですが、今年スキレットに挑戦してみました。

 

 

ミニパン、とも呼ばれる小さなフライパンです。

オーブンでそのまま焼けるすぐれものなのですが、私はストーブに乗せて一品料理を楽しんでいます。

トロトロになったチーズや、おこげになったポテトやごはんもの。

とりわけランチにぴったりで、これまでおざなりだったお昼が充実しています。

また太っちゃうなぁなんて、ニヤけながらのひとりごはんは最高。

春になるのが惜しいくらい楽しんでいます。

 

 

忙しくても、お料理はかかさないジミニーさんになら伝わるはず。

自信を持っておすすめできるようなレシピを増やしておきますね。

お天気は悪くないものの、日中の気温も上がらない日が続くようです。

くれぐれもお体を大切に、お互い元気ですごしましょうね。

またお手紙書きます。

 

ハナコ

 

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すべらない話

北国に住むハンバートさんとは、寒いのレベルが違います。

先日ニュースで見た、札幌の道路はスケートリンクみたい。

「道路が凍ってるんだよ。」とは何度も聞いていたのですが、「凍るってこういうことなの!?」なんて、改めて言ったら怒らせるような、それはそれは本気の凍りっぷり。

ごめんね、知らなくて。

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ハンバートさん

冷えますね、なんて言ったらまた怒るでしょう?

実は全然知らなかったんです。

北国の道路の凍り方。

こないだテレビではじめてみてびっくりしました。

あんな道歩きながら、電話してきてたの?

「そりゃすべるわ。」って思わず言ってしまったほど。

「ひとりで転ぶの、寂しかったのかしら。」と思いながら、もうちょっとあなたにやさしくしようと思っていました。

春までですけどね。

あなたの住む北国の寒さとはずいぶん違うけれど、暦は大寒。

こちらもそれなりに冷える時期なので、体をいたわろうと鉄分の補給や自炊に精出しています。

ストーブで焼く、小さなフライパン料理がおいしくて。

 

 

今度会ったら「ハナコ太ったね。」って言われそう。

なんだかしゃくだけど、それでもささやかな寒さを存分に楽しんでいます。

一緒に食べれるといいですね。

あなたの好きなじゃかいもだって、とてもおいしくなるんです。

スーパーのソーセージがびっくりするほどおいしくて、なんだかアウトドアでバーベキューでもしているような気分です。

 

 

毎日寒い思いをしているあなたにも、楽しい夏を思い出してもらえるといいな。

2人でキャンプの話をしながら、ストーブのそばでたくさん話したい。

今年の夏の計画、フェスの予想。

あなたがいう通り、札幌の冬は狂ってる。

助け出してあげられたらいいのにと思う。

でもできないから、フライパンを熱々にしながらあなたのことを思っています。

北海道ならチーズがおいしいかなとか。

ジンギスカンも鉄板料理だったなとか。

「それ私のことじゃなくて、食べ物のことじゃんかぁ!」って言いながら、危なっかしい道を電話片手に歩いてるあなたがうかびます。

気をつけてね、ちゃんと氷がとけるまで。

春になったら、久しぶりに会いたいです。

雪をどけて遊びにおいでよ。

待ってます。

 

ハナコ

 

 

春だけを待ってはいたくない

確かに外は寒くて、春はとても待ち遠しい。

でも今が忍耐の時期だと切り捨てるのも、もったいないなと思うようになりました。

ようやく子どもの手が離れ、生活そのものを楽しめるようになってきたからかもしれません。

たったひとつのストーブは大きな変化のきっかけになって、これまで苦痛だった冬が、待ちどおしいシーズンに変わりました。

残念ながら早朝に出かけて行く友達とも、北国でひたすら雪と氷に耐える友達とも、この楽しみを共有することはできません。

けれどハナコからの手紙に少しでも、あたたかさと楽しさを感じてもらえたらいいなと思っています。

 

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