春だから会えると思っていたけれど~桜の終わりのラブレター~

年度末の忙しさが過ぎれば、会えるものと思っていたけれど。

年齢なりのポジションにいる彼の時間は空きそうにありません。

忙しくても気にかけてくれているから、本当は困らせたくない。

でもたまにはさびしいことも知ってほしい。

東京タワーを背景に、会いたい気持ちを歌い上げてヒットした何年か前の曲のように、全力でぶつかるのはちがう気がするお年ごろ。

 

「この人とつきあっているのは心地いいな。」と思わせるのが目標です。

たとえ本当はどんなに会いたいと思っていても、大人の余裕をみせていたいのです。

 

桜とかさねた恋だけど

ホームズさん

待つ時間はとても長かったのに、今年も桜はあっというまに散りはじめています。

ホームズさんとのデートみたいと、雪のように舞う花びらを見ていました。

昼からの雨で、帰りには道路がピンク色。

それはそれで風情があるものの、桜は枝にあってこそ。

すました顔で、そっと上を歩きました。

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こんなふうにずっと桜のゆくえが気になっていたのは、なんとなく、2人の時間をかさねてイメージしていたからかもしれません。

年度末に忙しくても、桜が咲くように、いっしょに過ごせる時間があればいいなと思っていたのです。

お仕事の話はたくさん聞かせてもらっているので、新人さんが入ってくるこの時期の忙しさは、尋常ではないと知っています。

でも一緒にお花見しながらおだんご食べたかったとか。

2人で花びらをつかまえたかったとか。

それぞれのステージでホームズさんのことを思い出していたので、実現できなかったことが少し心残り。

それでも花を追いだすように芽吹いた若葉を見ていると、また新しいことがはじまるワクワクも感じています。

4月も半ばをすぎれば、季節は初夏へむかいます。

なんだかんだと多忙な春先にくらべ、これから夏の終わりまでは業務もおだやか。

春のおあずけを取り戻すくらい、会えるといいなと思っています。

ゴールデンウィークの話はまだ気が早すぎますか?

とはいっても、今月末には前半に突入。

また私たちらしく過ごせる休日の予定を立てましょうね。

たくさん野菜の食べられるお店を見つけたので、夜に食事をする時間があれば行ってみたいなと思っています。

 

ハナコ

 

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なんだかんだで会えなくて

片思い中のハヤトさんとは、「次いつ会う?」がありません。

約束はいつもゼロからのスタート。

「ちょっとしばらく忙しくて…」の本意がわからない。

相手の気持ちがわからないのに、「会えなくてさびしかった。」はなかなか言えません。

忙しくて忘れていたけれど、そういえばそろそろヒマな時間もできますか?

そんなふうに、重たくならない内容の手紙にしました。

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ハヤトさん

桜のじゅうたんを、朝いちばんに歩きました。

まだ誰の足あともなく、落ちた花びらはほんのりピンクでふわふわ。

いけないことをしているような罪悪感と、選ばれた者のような満足感。

ふたつがせめぎあい、桜はますます美しく見えました。

ひとりでよかったと思うべきなのか。

誰かと見たかったと考えるべきなのか。

花びらの白が放つ光に、それすら決められなくなりそうでした。

にわか詩人みたいな手紙になったのも、光が起こしためまいのせいかもしれません。

忙しかったから野菜不足で。

なんだか貧血気味でもあって。

うっかり夜更かしもして寝不足。

ここ最近を反省しながら、ハヤトさんは忙しい時期を無事に乗り切ったかしらと考えていました。

これから忙しくなりそうだと話した3月の半ばからひと月。

疲れた体をメンテナンスするご予定でもあれば、ぜひご一緒にいかがでしょう?

頭皮のケアとか、ボディマッサージ、足つぼなんかも魅力です。

ミネラルたっぷりのランチを食べたら、デザートもごほうびにつけたい。

コーヒーを飲みながら読みたかった本を読んで、夜はスープで体をあたためる。

少しのアルコールも、たまにはいいか。

いまのところそんな内容をピックアップして、その日の気分で決めるつもりです。

朝からずっと読書でもいいし、お散歩やピクニックも。

花びらのじゅうたんを見ていたら、アウトドアも気持ちのいい季節がきたんだと、ワクワクしてきました。

桜と同じで、ひとりでも、ふたりでも。

時間があるかぎり、楽しもうと思っています。

余裕があったら連絡ください。

お話ができるとうれしいです。

 

ハナコ

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忙しい人の誘いかた

何かの誘いだけでなく、相手の都合を考慮しなければならないとき、わかる範囲で負担のないように、とは思うのですが、わかりえない事情だってあります。

そんな時もふくめ、私はいつも「ひとりなら」のスケジュールを先にたてます。

相手ありきだと、断りづらくなるからです。

そして一人でも十分楽しめる予定が決まったら、相手を誘います。

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お茶でも飲めたら。

お話しできたら。

相手が忙しい合間をぬって時間を作ってくれるようなときでも、途中退席する気分にさせないように、自分の予定も作っておく。

それは相手にかける負担をかるくするだけでなく、自分自信がメリハリをつけるためでもあります。

大切な時間をめいっぱい楽しめるように。

会えてうれしかったことが、いつまでも記憶に残るように。

恋愛にかぎらず、ひとりを楽しめる人は一緒にいても楽しい人だと思っています。

 

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