3月生まれの友人に贈る、誕生日の手紙~風の手のひらあたたかく~
いよいよ春です。
陽ざしは熱をもち、外の光は目をさすほどの強さに。
今日は生命の力にあふれたこんな季節に、誕生日を迎える友人を祝う手紙を書きました。
3月の誕生花はチューリップ。
花言葉は博愛、思いやり、名声、恋の宣言。
あふれんばかりの愛が背景にあるようです。
ラブレター好きとしては、恋の宣言も気になるところ。
春生まれの同性の友人に、そしてうまく行きそうな恋のお相手に、それぞれメッセージを届けます。
大切な人の特別な日に、愛が届きますように。
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球根にいっぱいの愛
モモカさん
お誕生日おめでとうございます。
毎日が春に近づいているようでワクワクしっぱなしの季節。
こんな時にお誕生日だなんて、とっても素敵です。
私ならきっと、次々に咲くお花が、みんな祝福してくれているような気分になりそうです。
長く寒い冬をこえ、植物たちがおしみなく花を咲かせる3月の誕生花はチューリップ。
花言葉は博愛、思いやり、名声、恋の宣言なのだそうです。
キーワードは深い愛かしら。
球根にはたくさんの愛がつまっていて、春になったら通りゆくすべての人にその美しさをわけてくれるような花。
3月生まれだからなのか、モモカさんにも、そんなイメージがあります。
博愛なんて固い言葉からはイメージしにくいけれど、バラバラに見える花言葉を眺めていたら、あふれてくるような愛が思い浮かびました。
人間関係につい打算的になってしまう私には、「そんな時までやさしくするの?」と思うほどいつでも、誰にでもやさしいモモカさん。
そばにいると、かかわりや気持ちの深さで温度を変えてしまう自分を反省します。
きっとモモカさんの中には愛情がたくさんつまった球根があって、笑顔の花に栄養を送りつづけているにちがいない、と思っています。
春に祝福されているから?
秋生まれの私にはムリ?
そう思ったけど、きっと違います。
モモカさんが愛にあふれているから、春が祝福しているんですね。
私もみならって、たくさんの人に愛をわけて、春に祝福してもらえるような人間になりたいな、と思っています。
春のお誕生日って、みんなどんなふうにお祝いするんでしょう。
またお誕生日のおはなし、聞かせてくださいね。
これからのモモカさんの一年に、またステキなお花がたくさん咲きますように。
ハナコ
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あなたの手のひらみたいな春の日に
ハヤトさん
お誕生日おめでとうございます。
ほっぺたをなでて行く風が、手のひらみたいにあたたかくなりました。
この風みたいに、あなたにふれたり、体温を感じられたらいいのにな。
ちょうどあなたのお誕生日、春が私を応援してくれないかしら?
そんな期待もしながら、今日はお祝いと、好きの気持ちを伝えるラブレターを届けます。
すこし前まで、お祝いだけと考えていたメッセージ。
3月の誕生花のチューリップに、恋の宣言なんて花言葉を見つけてしまいました。
これはもう、私に与えられたチャンスでは?
びっくりされても、困らせても、まぶしすぎる光にはためらったり落ちこんだりするなんてできない。
春風を感じた日、この前ふれたハヤトさんの手のひらを思い出して決めました。
待ちわびた季節にワクワクがおさえられないのと同じくらい、私はハヤトさんのことが好きです。
ハヤトさんのお誕生日みたいに、私の恋も春に祝福されるといいな。
そう思いながらも、どんなお返事をもらっても、落ち込んでいられないような季節だから思いきりました。
負担にならなければ、またあらためて一緒にお祝いさせてください。
ハナコ
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肉食の春
ハナコはいつも、「人間関係は肉食でいたい。」と思っています。
興味をもった人や、大切な人とは、どんどん踏みこんだ話がしたい。
好きになったら言葉をつくして伝えたい。
ただ面と向かって好きな気持ちを爆発させるのは、さすがに照れくさかったり、相手にも居心地のわるい思いをさせることがあります。
だから手紙。
特にこういった誕生日のような特別な日には、ありったけの愛でお祝いするようにしています。
手紙だって花束みたいにいろどりたい。
ケーキみたいに甘くしたい。
そんな思いで、時にはいろんな種類の花を選んでアレンジするフローリストのように、ケーキをデコレーションするパティシエのように、大切な人のために手紙を書いています。