熱があるかも、あなたに。~読書の秋のラブレター~

恋の季節がいつだか知りませんが、風邪の症状は恋の症状にそっくりだ、という話を読んで、ならば秋はかかりやすい季節なのかと。

センチメンタルにはまりやすい条件は揃っているし、恋人のためのイベントはここから先、目白押し。

今落ちておかないと、こなせないのか、これからのスケジュール。

それなら運命のお相手を見つけた時、すぐにアプローチするための手紙を用意しておかないと。

以前から知り合いだったのに、ふとした瞬間に胸のドキドキが止まらなくなったら。

その時はすぐに書きましょう、彼を落とすためのラブレター。

 

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ポストに届けるほどでもないけれど

ハヤトさん

この前教えてもらった本、読んでみました。

読む本はいつも同じようなものになってしまうので、初めて足を踏み入れる世界にドキドキしました。

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ホントはもし興味が持てなかったら、残念だなと思っていたんです。

ハヤトさんと本の話をした時、とっても楽しかったから。

この本が面白かったら、またあんな風にたくさんおしゃべりできるかなって期待してしまいました。

でもさすがハヤトさんのおすすめ。

途中からはそんな下心、すっかり忘れて夢中になっていました。

いろんな意味で話題になりやすいこの作者、私も世間並みにかなり強いイメージがあって敬遠していました。

もちろんこれだって、「彼の作ったもののひとつ」であるということは、理解しているつもりです。

でもメディアを通じて伝わる彼の発言の根底には、こんな背景があったんだって目からウロコの気分でした。

何の前置きもなしに、「とりあえず読んでみなよ。」って笑っていたハヤトさんの真意もわかった気がします。

きっとハヤトさんが「印象変わるよ、本当はいい人だよ。」って言ってたら、きっと私は目からウロコの気持ちにはなれませんでした。

私がどれくらい作られたイメージをそのまま受け取っていたか、という衝撃は、先入観なしで読まなければ感じることができませんでした。

そんな素敵なショックもあって、私はまた次なる刺激を求めています。

自分では見つけられなかったドキドキをくれたハヤトさんにも、早く会ってまた本の話がしたいです。

せっかくならこの気持ち、ハヤトさんにも味わってもらいたいから、私からおすすめの本も探しておきますね。

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読書はいつだって好きですが、ハヤトさんのおすすめが私の本棚に加わってから、なんだか熱に浮かされたような気分です。

早く次の本が読みたくて、読んだらそのことをおしゃべりしたくて、今度はいつ会えるだろうって、ふとした時に思わず考えています。

ハヤトさんがまた本のドキドキを誰かに話したくなった時は、いつでも声をかけて下さいね。

情報交換できるのを楽しみにしています。

ゆっくり本が読めるカフェもあるんです。

コーヒーもおいしいので、いつか一緒に行けるといいなと思っています。

 

ハナコ

 

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スタンバイOK、いつでも呼び出せる私。

今回のラブレターは、穂村弘さんの「もしもし、運命の人ですか。」を読んで猛烈に書きたくなりました。

 

ラブレターが最大の効果を発揮する瞬間、それが恋に落ちたばかりの時、相手の気持ちを自分のものにしたい時だからです。

ハナコが手紙の真骨頂だと思うラブレター。

整ったシチュエーションに、書かずにはいられませんでした。

風邪における「ぞくぞくする」「喉が痛い」「あたまが重い」「悪夢を見る」「うわごとを云う」といった症状が、「どきどきする」「声を思い出す」「遠近感が狂う」「夢に出て来る」「夜中に道端で名前を呼ぶ」などに置き換わっただけではないか。「お熱を上げる」は共通だ。

穂村弘 「もしもし、運命の人ですか。」~恋にかかる瞬間~

思わずゲラゲラ笑いながら、でもまさしくそうだよね、と。

ちょうど最近、いくつかのブログで見て気になって読んだ本のショックも似ているものがあったので、「恋に落ちる瞬間」をテーマに手紙を書いてみました。

おすすめの本の話が聞きたい、なんて恋の常とう手段ですが、もしかして相手も自分にそれなりに好意を持ってくれているかも?なんて時は、そんな定番のシチュエーションだって、直球勝負でデートの約束ができない2人には貴重な言い訳。

ここで話題になる本がベタな恋愛ものだと気まずさが漂いますが、男性側が詳しい分野の本であれば、話を掘り下げられそうです。

女性は好きな人の好みだと聞けば、苦手なことでもがんばれてしまう人が多い気がします。

例え書いてあることがよく理解できなくても、わからないなりに読んでみれば、裏側を説明してもらえたり、もっとわかりやすい他の本をおすすめしてもらえたり、どんな風にも世界は広がります。

「いつでも呼んでね。」のスタンバイを嬉しく思ってくれるくらい、気持ちがあるといいな。

読書の秋、こんな話題も手紙のテーマにはすてきです。

実は今回手紙の中でサンプルにしたのは、色気の全くないこちらの本。

ハナコが気になっている何人かのブロガーの方がおすすめしていたのですが、「こんな人だったの!?」という衝撃はかなりのものでした。

前を向く力ももらいました。

誰かの便箋ををゼロから1にすることのお手伝い。

それがハナコの手紙の目標です。

 

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