秋の夜長にいざよいの月、スーパームーンは見ましたか?

宵のうちは雲が広がり、
もう見えないかとあきらめかけた
中秋の名月。

けれど深夜になるにつれ、
驚くほど明るい月夜となりました。

おまけに今年は中秋に
スーパームーンが重なり、
月の近さと明るさはとてつもない迫力。

以前、宵っ張りだったハナコは、
ジミニーさんに手紙を書きながら、
窓から見える月の話をよくしました。

 

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そのせいでしょうか、
今でも月を見るとジミニーさんに
話かけたくなるのです。

月がきれいだったから、なんて
これ以上手紙を書く素敵な理由が他に
あるでしょうか。

 

お月様、きれいでしたね。

 

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ジミニーさん

お月様、見ましたか?

雲に隠れてしまった中秋の名月は、
深夜に再び顔を出しました。

いつものように冷たくなった空気の中で
満月を見上げながら、
ジミニーさんもこの月を見ているのかと
温かい気持ちで考えていました。

スーパームーンと呼ばれる大きな月は、
赤くも見える壮大な眺めでしたね。

お願い事はしてもいいんでしたっけ?

思わずしてしまいました。

私とジミニーさんの女子力が
上がりますようにって。

月ってなんだか、
女性の美に力があるような
イメージがあって。

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心なしかお肌の調子がいいような。

お月様見るために、
夜更かししちゃったんですけどね。

私が深夜に手紙を書くたびに、
健康と美容のためにも、
しっかり眠って下さいねって
ジミニーさんはよく言ってくれました。

そうなんだよねと思いながら、
誰もいない夜更けに手紙を書く楽しさに
はまってしまい、浮かれたメッセージを
たくさん送りました。

夜中におかしなテンションで書いた手紙
なんて、朝の冷静な頭で読んだら
バカ丸出しだったんだろうな、
と、今では思うのですが、
あの頃はそんな気分になれることも
楽しくて仕方ありませんでした。

書き出しをどうしようかなと思った時、
いつも何気なく月を見上げていました。

いくら探しても見えない日や、
消えそうなくらい細い三日月。

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あと一息で満月なのにと
悔しい気持ちでいた日も、
今すぐ見て、一緒に見てと
思わずにはいられない満月も
ありました。

笑ったり、怒ったり、落ち込んだり、
まるで私の気持ちそのものでした。

当時はそんなこと思わなかったけど。

どんな月でも「きれいでしたね」って
必ず見てくれていたジミニーさんからの
次の日のお返事が待ち遠しかった。

昨日もよくがんばったねって、
ほめてもらっているような気分でした。

だから今でも満月の夜は、
ジミニーさんから満点をもらったような
気持ちになります。

昨日の満月からのプレゼントは、
満点をくれる人がいることの喜び。

しつこく月の話をしてきたので、
もしかしたらハナコがまた
月がきれいだと興奮しているだろうと
思い出してくれたかもしれません。

お月様、ありがとう。

半月後にまた会えるまで、
私はまた満ちたり欠けたりする
手紙を、ジミニーさんに送ります。

ハナコ

 

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月がハナコにくれたもの

手紙を拝啓で始めるのが苦手なので、
大人の常識としてその後に続く
時候のあいさつを嫌っていました。

ですがこうして大切な人とのつながりが
言葉だけである今、
季節の移り変わりはハナコの手紙に
色彩を与えてくれる大切なものです。

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特に同じ日本に暮らしていれば
どれだけ遠くに住んでいても、
長い期間会っていなくても、
季節は共有できると気がつきました。

月にも同じことが言えます。

季節よりずっと短いサイクルで
シンプルな満ち欠けを繰り返す月は、
気持ちを映すのにぴったりな存在。

善悪も、好き嫌いもない月は、
その後どんな話題を続けても、
そっと包み込んでくれるはずです。

ついでに女子力も上がるといいですが…

 

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