秋本番、10月の便りはコスモス色に~10月4日~

暦は10月。

夏の名残を色濃く残した9月も終わり、いよいよ秋も本番です。

気候が良いこともあり、この時期は子供の学校行事や地域のイベントなど、週末もなかなかのんびりできません。

思いがけない気温の変化に体調を崩してしまうこともある季節です。

 

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今回は環境の近いジミニーさんへ、近況報告を兼ねた様子伺いの手紙を書きました。

スケジュールに追われていると、あっという間に過ぎてしまう季節。

短くても美しいシーズンを、手紙の中ではたっぷり感じてもらいたい気持ちを込めて書きました。

いよいよ10月、この秋はいかがお過ごしですか?

 

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ジミニーさん

秋とはいってもまだまだ暑さの残る9月が終わり、いよいよ秋も本番を迎えました。

10月に入って早4日、寒暖の差も日に日に大きくなるように感じます。

ジミニーさんはいかがお過ごしですか?

近くの田んぼでは収穫が終わり、週末になると秋祭りを見かけることも増えました。

高くなった空を見上げると、のんびりした気持ちになるのは日本人の遺伝子がなせる業でしょうか。

私の手紙をいつもきちんと読んでくれるジミニーさんには「のんびりしてる場合じゃないって言ってませんでしたか。」なんて言われてしまいそうです。

そうなんですよね。

天高く、太っている場合ではありません。

誰が決めたのかスポーツの秋だとか、芸術の秋だとか。

いつから秋がこんなに忙しい季節になったのかわかりませんが、私ももれなく行事に追われる身となりました。

運動会に発表会、がんばるのは子供なのに、疲れるのは親だなんて子供の頃は考えもしませんでした。

でもグズグズ言っていられません。

何十年か昔、母が私にそうしてくれたように、運動会のための特別なお弁当を作り、砂だらけの体操服を洗濯し、ハチマキにアイロンをあてて全力で声援を送ります。

あの頃母は何時に起きていたのでしょう。

どうやって毎日体操服を真っ白にしていたのでしょうか。

今となってはそんな大切なことに気がついても、うまくありがとうが言えません。

でもきっと、お母さんたちはみんなそんな風にいろんなことを思い出し、黙って次につなげて行くのでしょう。

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そんなことを考えながら週末は子供たちのスニーカーを洗いました。

顔を上げると、身長よりも高くなったコスモスが揺れていました。

すべてが赤や茶色に変わりゆく季節の中で、淡いピンクを冷たくなった風に揺らす花は、すぐにやってくる冬なんかお構いなしの様子。

せっかくのいい季節なのに、忙しい間に終わっちゃうなんて悲観的になっていた自分が小さく思えました。

1日にひとつ、「秋だね。」って誰かと笑えれば十分。

コスモスが揺れていました。

ジミニーさん、秋ですね。

ハナコ

 

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話題が少ないからこそ手紙が書きたい

暑中見舞いから年賀状まで、秋はご機嫌伺いや近況報告の機会が少ない季節です。

加えて自分も相手もスケジュールは詰まり気味。

のんびりしたい週末にかけてが忙しくなる時期でもあります。

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そんな時だからこそ、のんびりした気持ちが思い出せる手紙が書けるといいなと思います。

ただ、異次元の住人かと言いたくなるような天然キャラは年齢的にも痛々しい。

作物が実るように、ハナコも内面の実りを感じられる手紙を書けたらいいなと思います。

そう思うと、春の種まきや夏の成長はこんなにも大切なものだったんだな、と反省の気持ちが湧いてきます。

晩秋にかけては収穫を見ながらの反省と分析、間もなく始まる冬に何をするべきか、春を迎えるまでに何がなせるか、そんな気持ちを織り交ぜた前向きな手紙がたくさん書けるといいなと思います。

収穫を分け合える人がいるのはとても素敵なことです。

大切な人たちと収穫を祝いたい気持ちは、こんな風に湧いてくるのかと秋祭りを思い浮かべたりしています。

おすそ分けできるほどの収穫ができる人間になれますように。

いつか努力が実りますように。

 

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