ネモフィラの海に行きたいあなたと~5月を迎えるラブレター~
ハイシーズンなのでしょうか。
テレビやネットでときおり見かけるネモフィラの花畑。
その広大さに、一瞬富良野のラベンダー畑かと思ったのですが、色がちがう。
まるで海のなかにいるような、澄んだ青にすっかり魅了されました。
お花見といえば人の多さはお約束。
きっと映像で見る人ひとりいない花畑には、延々と行列ができるのだろうな、なんてつい無粋なことを考えてしまうのですが、それでも。
大好きな人とふたり、手をつないで誰もいないネモフィラの花畑で、ずっと話していられたらステキだと、想像せずにはいられませんでした。
調べてみると有名な場所ははるか関東方面にあり、時は連休目前。
生きているあいだに行く機会はないかもしれません。
だからこそよけいに募る思い。
これはこれで、恋心みたいなものなのです。
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いつか一緒に行きたい花畑
恋人のホームズさんには、感動した気持ちをストレートに伝えます。
ホームズさん
ネモフィラの花が見たいだなんて言ったら、驚きますか?
とにかく人ごみがきらいで、休日の街もいや、お花見もいや。
そんな私が観光地にわざわざ行きたいだなんて、どうしたのかと思うかもしれません。
それでも、ちょっと恋に似た状態なのです、今。
自分の若さの最盛期がすぎると、花って今まで以上に目につくようになるのかしら。
ふと目にした道端の花や、写真で見る壮大な景色に目を奪われることがふえた最近。
目下、私の心を占領しているのは、ネモフィラの花畑です。
どうやら茨城県にある公園みたい。
だれもいない一面ブルーの花畑と青空。
晴れた日にあんなところでホームズさんと2人、のんびりできたらいいのにと考えずにはいられませんでした。
花粉症で体の調子をおかしくしでも見たいのか、と天秤にかけた桜も過ぎて。
いい加減、ゴールデンウィークあたりには、私も外に出たいと思いはじめています。
しかもブルーのネモフィラの畑って、まるで海みたいなんです。
南国の真夏の海を思い出させるような青。
私にとっては花粉と忙しさの呪縛から解放されるシーズンへのあこがれもあって。
恋は暴走中です。
茨城のその公園へ、行きたいわけじゃないんです。
もちろん実際に見れたらいいなと思います。
でもなにより、太陽の下で「夏みたいだね!」ってはしゃげるシーズンの到来に、ワクワクしているのかもしれません。
ホームズさんとも、これからの季節は楽しいことがいっぱいあるんじゃないかって。
そんな気持ちでいます。
ネモフィラに思いを馳せつつも、足元にはれんげの畑。
ピンクのこの花も、今が見ごろなんですよね。
お米や野菜を育てる前の、田んぼや畑に一面にゆれるれんげも、外はいいよ、楽しいよ、と誘っているみたい。
昨日は思わず車をとめて近くまで行ってしまいました。
面倒くさがりの君が?とあなたも驚くだろうなと思っていました。
それくらい、今の私は花に青空に飢えているようなのです。
相変わらず人ごみはきらいです。
スケジュールがいっぱいに詰まっているのも、移動ばかりするのもきらいです。
でもお出かけしませんか?
どこへだっていいのです。
あなたとふたりでどこかへ。
近くでもかまいません。
時間をあけていてくださいね。
ハナコ
大人のお花畑
片思い中のハヤトさんには、ワクワクした気持ちを共有したいことを伝えます。
ハヤトさん
お花畑に行きませんか?
頭の中の話じゃないんです。
確かにいよいよ迎えるアウトドアシーズンに、うかれ気味ではあります。
でも今日は、本当のお花畑の話です。
ネモフィラってお花をご存じですか?
実は私も今年はじめて知った名前。
今が最盛期の、ブルーの小さなお花です。
そのネモフィラが一面に咲く、お花畑があるんです。
茨城県なんですが。
旅行に行こうってことではないんです。
テレビやネットで見かけたとき、釘づけになるほどきれいな眺めで。
北海道のラベンダー畑みたいな雰囲気なんですが、こちらは真夏の海を思い出させるような青。
こんなところで、青空の下、一日中のんびり過ごせたらいいのにって、きっとハヤトさんも思うはずです。
それくらいすばらしい景色でした。
お花が見ごろだもんなぁとしみじみしたんですが、意外と身近な場所でもお花畑ってあるものなんです。
ネモフィラは遠くても、家の近くに。
菜の花は花粉症から逃げ回っているあいだに終わってしまったんですが、今はれんげがあちらこちらに咲いています。
種まき直前の田んぼや畑に、それはそれはかわいらしく揺れていて、夕方なんて日が暮れるのを遅らせたいくらい、切なくなります。
ノスタルジーなのかしら。
子どものころ、れんげの冠を作ったことを思い出したりして、とても幸せな気持ちになれました。
そんな気持ちを、お互いに話せたらいいなと思って。
ネモフィラには夏への期待感が、れんげには懐かしい記憶が。
小さなお花も壮大な眺めになると、思いがけない気持ちを思い出させてくれました。
それはとても強い気持ちで、無意識にハヤトさんと話したいと思ったんです。
このお花を、というよりは、あの感動を一緒に味わえたらと。
それでお花畑へのお誘いとなりました。
嗅覚や味覚をくすぐるコーヒーや、思考に直接働きかけてくる読書もすてきです。
でもたまには、こんなアプローチもいいんじゃないかと思っています。
男性のハヤトさんなら、思いつきにくい刺激じゃないかしら。
これから暑くなるころまでは、あちこちでいろんな色のお花が見れそうです。
試してみようかって気持ちになったら、連絡くださいね。
ハナコ
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感動はそのまま届けたい
感動には、すごいエネルギーがあるなと感じています。
最盛期であるネモフィラと、実際の写真がつながったのはつい先日のこと。
あまりにもステキな景色に、夏への期待や、憧れ、たくさんの感情が押しよせました。
誰と見たい?
何がしたい?
つき動かされる気持ちをラブレターをしてみたら、ダブルともいえる恋心に、手紙はあっという間に完成。
エネルギーは本物だったと実感しています。
もしかしたら、興奮のあまり、見返すとはしゃぎすぎた感じがするかもしれません。
それでも、伝えたい気持ちが走らせた言葉を、そのまま届けたいと思います。
だってもうすぐ夏だし。
連休は目の前だし。
春夏秋冬、彼が好きでたまらないんだし。
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