今朝はやさしい雨でした。~初冬の雨のラブレター~

秋の長雨にふさわしく、ふり続ける雨。

この雨が上がれば気温はまたぐっと低くなります。

それでも低い雲と、高い湿度の影響で早朝でも生温かな空気。

まだ夏になる前の、梅雨の時期を思い出しました。

寒いとどんどん募る恋心も、今日は1人だって楽しめそうな気分です。

こんな日には、雨でも重たくない手紙が書けそうな予感。

最初は遠距離恋愛中のホームズさんへ。

雨が優しかった日のラブレターです。

 

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雨でも私は元気です。

ホームズさん

全国的に長雨のようです。

ホームズさんの住む街も、秋の名残の雨がつづいていますか?

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こちらも昨日からの雨に、朝から憂うつな気持ちでいました。

いつまでも夜が明けきらないような暗さも、はっきりと聞こえる水音も、足を重たくさせました。

それでも出かける時間が迫り、ようやく傘をさした時、空気があたたかいことに気がついたんです。

なんだか思いがけなくて、思わず顔を上げて、もうすぐ冬だよね?と自分に確認してしまいました。

何日も雨が続いているので、土が深くまで濡れ、木や草の匂いがしたからでしょうか。

6月の雨のようでした。

寒いつもりでいた体から力が抜け、顔の筋肉がゆるみました。

1人なのにふっと笑ってしまいながら、傘をさして出発しました。

まるで何かのごほうびみたいに、あたたかくて優しい雨。

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寒い上に雨だと、ときどき切ない気持ちになるんです。

雨でも傘をならべることができないし、寒くても手をつなぐこともできない。

ホームズさんのこと好きだから、こんな時、会えたらもっといいのになと思ってしまうこともあります。

今日も無意識にそんなつもりで、でもこの雨には肩すかしをくらってしまいました。

そしたらしみったらしい自分が、バカみたいに思えて笑えたんです。

たかだか気温がほんの少し違うだけで、こんなに気持ちは変わるのかと思って。

意外と平気なものでした。

だからきっと、本当は大丈夫なんです。

そばにいて欲しいとか、たまには会いたいとか。

そう思う気持ちはウソじゃないけど、なかなか会えなくてもちゃんとつながっていること、心の底ではわかってます。

今日も「まだまだいけそう!」って、はりきって仕事に向かいました。

明日も大丈夫です。

寒くなっても平気です。

でも早く、デートしましょうね。

会うのが楽しみなのも本当です。

 

ハナコ

 

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肩すかしの秋雨

モノトーンの景色に雨音、かなりの覚悟で出てみたら、ずっこけるようなあたたかさでした。

なに私、おセンチになってたんだろうと、赤面モノの心境です。

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初夏ほど湿度も不快ではなく、むしろしっとりしたお肌に、変態のような笑みすら浮かびます。

遠距離恋愛は自己問答が多くなり、勝手に舞い上がったり落ち込んだりするもの。

そんなナルシストな気分をあざ笑うかのような雨に、思いきり笑った後の爽快な気分で手紙を書きました。

次はかなりの脈ありと読みつつも、絶賛片思い中のハヤトさんへのお手紙です。

 

企画:雨カフェ

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ハヤトさん

雨ですね。

「何もできない」は、確信犯の言い訳。

洗濯物かわかないし、買い物行けないしって言いながら、雨が降り始めてからずっと本ばかり読んでいます。

ハヤトさんもきっと、お気に入りの場所だと話していたソファーで、本を片手に毎晩夜更かししているんだろうなって考えていました。

あまりにも居心地がよくて、このまま雨がやまなくてもいいのにな、なんて思ったほどです。

晴れたら晴れたで、「やっと晴れた!」って言うんですけど。

それでもこんなに楽しい雨なら、追求しようかと思ってじっくりコーヒーを淹れてみたら、これがまた最高。

今さらなんですけど、コーヒーと読書って最強コンビですね。

たまにはカフェで本でも読むかと思ったんですけど、雨だし、本濡れるし…

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「やっぱり家が一番だ。」って、誰が最初に言い出したかわからない古典をつぶやきながら、私もソファーに戻りました。

床に積みあがった本はすでに12冊。

いろいろ語りたい時期に入ってきました。

前置きが長くなったんですけど、いかがですか、雨カフェ?

ハヤトさんもきっとたくさん本を読んで、次に進むか、ひと息入れるかのタイミングじゃないかと思っていたんです。

コーヒーは最高です。

おもしろかった本の話をしたり、交換して読んでみたり。

都合がよければ遊びに来て下さい。

 

ハナコ

 

「ウチくる?」の言い方

年齢やつき合いの深さもあれど、恋人でもない男性を家に誘うのは微妙な心境です。

好意があるだけに、下心があるんじゃないかと思われないか、軽い女だと思われないか。

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今回も「突っ込みすぎ?いや、セーフ?」の自問をくり返しながらメッセージを考えました。

相手に対して本気であるほど慎重になりますが、わずかでも脈がありそうな相手には、とどめの肉食押し。

読み返しても、結構あからさまなお誘い。

でも自分だったら?を考えてみたら、「え?誘われてる?誘われた??」ってドキドキすると思うから、ぐいぐい誘ってみました。

失敗したってたいして失うものもなし。

いますよ、他にも本好きな男子は。

 

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