12月生まれの彼に贈る、お誕生日のラブレター
華やかなイベントの続く時期ではありながら、日に日に気候も厳しさを増す季節。
この季節に生まれた男性には、クールなイメージがあります。
盛り上がる雰囲気にも、どこか距離を置いて見ているような、それでいて優しい視線も持ち合わせた彼。
お誕生日祝いの少し浮かれた手紙には、苦笑いではない笑顔を返してくれそうです。
思いの通じた恋人には、いつもの優しさに感謝するメッセージを。
片思いの彼には、仕事で見せる真摯な姿勢に対する尊敬の気持ちを手紙にしました。
クリスマスや年末の盛り上がり重視のイベントとは違う、大切な日であることを伝えます。
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あなたの優しさみたいな雪
柊一さん
お誕生日おめでとうございます。
暖冬のニュースに気を許した矢先の寒さに、空も重たくなりました。
これまでと違う外の寒さにマフラーと手袋を用意しながら、あなたの手のあたたかさを思い出しています。
クリスマスに忘年会、何かとイベントが多いこの季節。
あなたの誕生日をお祝いしたいと、なかなか言い出せずにいました。
まるで何かのついでみたいな気がして。
でもマフラーと手袋を見たら、あなたはきっと喜んでくれるだろうと思い始めています。
あなたにはいつも少し離れた場所から物事を眺めているような、クールなイメージがあります。
私がはしゃいでいても、同じように浮かれたりしない。
けれどそれは冷たさじゃなくて、見守ってくれているあたたかさ。
そっと手や、冷えた首元を包んでくれるような優しさを感じています。
マフラーや手袋なんて言ったら、気を悪くするかしら?
私が凍えている時は、あなたはじんわりといつまでも手を握ってくれている、そんなあたたかくて優しい人です。
だから何かとお祝い事の多い時期ではあるけれど、ちゃんとあなたの誕生日だけの、特別なおめでとうを伝えます。
クールなあなたの中にある、とっておきの優しさでいつも私を包んでくれることに、感謝しています。
この季節が好きなのは、華やかな雰囲気だけが理由ではありません。
まるで待ちわびた初雪のように、寒さがあなたを連れてきてくれたように感じるから。
あなたがそばにいてくれることが、とても幸せだと思っているからです。
これからの一年がまた、あなたにとって素晴らしいものになりますように。
雪を焦がすほどの熱い気持ちで、あなたの誕生日をお祝いしています。
ハナコ
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いつもより熱いラブレター
お誕生日の手紙には、相手が同性でも普段よりさらに熱い気持ちを込めるのがハナコのスタイルです。
どんなに年を重ねて嬉しい日だとは思えなくなっても、自分の特別な日を、誰かが特別だと言ってくれることにはまた別の喜びがあるからです。
大人になるほどストレートな言葉には抵抗を感じ、愛情表現は複雑になります。
普段はそれでも仕方ない。
向かうべき仕事があり、向き合うべき生活があるから。
浮かれたことばかりも言っていられません。
だけど今日は特別な日。
あなたが生まれてきてくれてよかった
と、心からの気持ちを伝えましょう。
あなたがいてくれて私は幸せだから。
次に紹介するのは片思い中の彼へのお祝いの手紙。
お互いの気持ちはなんとなく通っているような…?
だからといって、全開で好きとも言えない関係です。
なら熱い気持ちは込めつつささやかに。
ろうそくを一本
柊二さん
お友達がクリスマスパーティーのついでに誕生日を祝ってくれるんだと聞いたので、大きなケーキにろうそくをこっそり一本追加する気分で柊二さんのお誕生日をお祝いしています。
ごちそうでお腹いっぱいになった後のコーヒーのように、ささやかながらおめでとうを言わせて下さい。
お誕生日だけのお祝いなんて恥ずかしいから、クリスマスのおまけでちょうどいいと言っていたのが柊二さんらしかった。
仕事でも、冷静でち密な計画や準備をしていたのと同じ人とは思えないくらい、目的を達成した時のあなたはとてもクールです。
成功なんて何かのおまけみたい。
話してみるまでは高性能なコンピューターのようなイメージさえありました。
それなのにプライベートでは優しくて、同じ目線で話をしてくれる、とてもあたたかな人でした。
仕事ができる人は周りの人にも優しくできるのかなんて、感動したのを覚えています。
遠くから見ているだけですが、柊二さんのお仕事に対する姿勢をいつも尊敬しています。
そしてお仕事以上に、周りの人たちを大切にしていることを、とてもステキだと思っています。
私には、いつも仕事のことやいろんなことの相談に乗って下さってありがとう。
柊二さんのアドバイスのおかげで、私は自分の仕事にとても前向きになれました。
これから迎える一年が、柊二さんにとってさらなる実り多きものになるように、心からお祈りしています。
今度会った時は、お祝いのコーヒーをごちそうさせて下さいね。
ハナコ
熱さとクールのバランス
ストレートに気持ちを伝えきれない相手に、熱い気持ちをぶつけるのは勇気がいります。
一歩間違えば引かれたなんていう、切ない結果も招きます。
差し引きのバランスは、相手との関係を見ながら絶妙なポイントで取りたいもの。
言葉を選びながら、慎重にお祝いのメッセージを考えました。
ハナコはラブレターが大好きなので、言葉ひとつにも、熱すぎないか、ドライになり過ぎないかとあれこれ考えます。
まさしくと思える言葉で自分の気持ちが表現できた時は、思わずニヤけてしまうほど。
このメッセージから彼は何を感じてくれるだろう?
ドキドキしてくれるだろうか?
万が一引かれても、この言い方なら言い訳できるよね…
好きな気持ちが強いほど、相手の気持ちがわからなくなる。
だからこそ、便せんを前にして悩む時間は恋を深めます。
いっそ書いちゃってもいいんです。
好きですって。
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