お父さん、お義父さん、ありがとう~バレンタインのメッセージ~
父が働きざかりだったころ、バレンタインはかなりの盛り上がりでした。
仕事でおつきあいのある女性たちから、毎年たくさんのチョコレートを当たり前のようにもらってきました。
けれど誰かに渡しそびれたり、気まぐれで娘のハナコがあげたチョコレートを、父はそれはそれは喜んでくれました。
結婚してから義理の父にわたしたチョコレートも、とても大切にしてくれていました。
娘や、あるいはお嫁さんからのプレゼントって、こんなにお父さんたちの心をあたためるものなのか、と今でもあの時の驚きは新鮮です。
友チョコ全盛期の今、父チョコ、いいよって世の中の女の子に教えてあげたい。
そんなことでハッピーな気持ちになってくれるなら、いくらでもあげるよって、アラフォーのハナコは今さら思っているのでした。
もちろん、今年も送るつもりです。
※ 義理チョコではかたづけられない、大切な人へのメッセージはこちらから
義理って切ない~お世話になっている人へのバレンタインメッセージ~
お父さんへのバレンタイン
お父さん
苦いのが好きだって言ってたから、カカオがたくさん入ってるチョコレートを選びました。
ちょいワルおやじが流行する前に、シニアになってしまって惜しかったね!
あと20歳若ければ、もしかしたらモテたかもしれないのにお気の毒。
男は黙ってカカオ90%。
人生の苦みも一緒に味わってください。
それにしても昔、お父さんが持って帰って来たチョコレートはすごかった。
まだまだ景気もよかったんでしょう。
豪華な箱にならぶ、宝石みたいなチョコレートは忘れられません。
あれが全部義理チョコだったなんて、今の時代じゃ考えられない。
男が夢見れた時代だったんだね、なんてお母さんと話していました。
とはいっても、面白おかしいおじさんて雰囲気、よかったよ。
みんなに「ハナちゃんのお父さんてたのしそう。」って言われて悪い気はしなかった。
本当に家でも面白おかしいおじさんだったし。
おかげで愉快な子ども時代でした。
カカオは10%。
全然苦くない、ミルクチョコレートみたいな思い出ばかりです。
だから私は今でもミルクチョコレートが好きなのかもしれない。
すごく幸せだった、たくさんの甘い記憶。
あの頃お父さんにあげたチョコレートも、きっと甘かったね。
ブランドのきれいなチョコレートを全部私にくれて、私があげたチョコレートだけ食べてたお父さんを覚えています。
食べすぎを心配するほどの量ではないけれど、これからもしっかり運動して、ずっと元気でいてください。
おかえしは昔と同じ、ゴディバの詰め合わせでお願いします。
今は自腹になるけどね。
ハナコ
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お義父さんへのバレンタイン
お義父さん
甘いものは好きだった?
一緒に暮らしていないので、買うとき迷ってしまいました。
コウジさんはチョコレート好きだから、お義父さんもきっと好きなんじゃないかな。
そう思って選びました。
好みは似ているかな?
苦みのあるチョコレートが男性には人気があるそうです。
娘たちも、コウジさんには黒い箱に入ったチョコレートを選んでいました。
「大人の男の人はこんなのがいいよ。」って。
いつまでパパにチョコレートを選んでくれるかしら?
そんな心配をしながら、お義父さんのも同じものにしました。
最近は友チョコといって、女の子同士で交換するのがはやっているので、好きな男の子にプレゼントするのかと、ヤキモキするバレンタインはまだ来ません。
でもきっといつか、ああでもない、こうでもないと悩みながら、恋する相手にチョコレートを選ぶ日が来ます。
それでもこうして大切な人への贈り物を一生懸命考えたことは、彼女たちにとって意味のある経験になるはずです。
今年も、大切なお義父さん、おじいちゃんにチョコレートを贈ります。
いつまでも元気でいてね。
ハナコ
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じいちゃんたちのバレンタイン
父も義父も、現役を終えた今、孫娘たちからのバレンタインは極上のプレゼントです。
娘や嫁であるハナコからのプレゼントももちろん喜んではくれるのですが、つたない字で書いた手紙や、じいちゃんたちの似顔絵は、とてつもなく大きな喜び。
砂糖なんて必要ないんじゃないかと思うほどとろけた顔をしています。
ただ、女の子は気分がむずかしい。
ノリノリでカラフルな手紙を書いてくれたかと思いきや、メッセージをひと言書くので精いっぱいということも。
そんな時こそ、ハナコの手紙の出番です。
日々の成長や、思わず笑ってしまうようなできごとを細かく手紙に書いて知らせる。
じいちゃんたちのこと、話していたよと忘れずに。
チョコレートよりも甘い甘いプレゼントを届けます。
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