帰省中はお世話になりました。~義両親へ送る、感謝の手紙~

年末年始にかけては旦那さんの実家へ里帰り。

遠方なら盆暮れのみ、あるいはお正月だけというパターンも少なくありません。

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嫁のつとめとは思っても、縁遠くなるほど共通の会話も少なく、ストレスのたまる時間。

かくいう私も近所に住んではいるものの、一緒にすごすと決まっている元旦には毎年ため息をついていました。

けれど裏をかえせば義両親だって、きっと手放しでうれしいわけではないと思うのです。

実の親子ではないので、そこに気疲れがあるのはあたりまえ。

ならば「終わりよければすべてよし」とするためにも、帰宅してから感謝の手紙を送ります。

「疲れたけど、楽しんでもらえたならよかったね。」と、思ってもらえるように。

来年のお正月もまた、楽しみになるように。

自分の両親へ、感謝の気持ちを伝える手紙はこちら。

バタバタする帰省前にメッセージを送ります。

 

※季節かわって、ゴールデンウィークの帰省後、ありがとうを伝える手紙はこちらから。

ゴールデンウィーク楽しかったね~両親へ送る帰省後のお礼~

 

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来年も元気でお会いしましょう。

子どものあるなし、また子どもの年齢によっても内容は変わってくるもの。

まずは子どもがいない場合を想定しました。

2人の息子である旦那さんの話題をメインにしました。

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お父さん、お母さん

心待ちにしていた里帰りも、楽しい時間はあっという間でした。

それでも実家に帰ったら、あれもしたい、これも食べたいと話していた弘樹さんは満たされ、帰りの車の中では思い出話がたくさん聞けました。

ふだんあまり聞く機会がなかったので、夫婦のきずなをいっそう深められたような気がしています。

生まれ育った場所では、心おきなく、リラックスして過ごせたのだと思います。

私も3日間、いつもと違うところで新しい発見をしたり、お父さんやお母さんと楽しくお話ができたことで、仕事の疲れをすっかり忘れることができました。

新たな気持ちで一年をスタートできた場所を、これからも大切にしたいねと話しています。

いつもは仕事のこともあり、なかなか会いに行くことができませんが、お2人が健康でいて下さることに、とても感謝しています。

来年もみんな元気でお正月が迎えられるよう、今から楽しみにしています。

またお手紙書きます。

 

ハナコ



子はかすがい

幼い子どもがひとりいれば、その動きを追っているだけで時間はたちます。

「お母さんも、たまには休みなさい。」と言ってもらえたなら、感謝の気持ちはしっかり伝えましょう。

おじいちゃん、おばあちゃんとのふれあいで成長したこともあるかもしれません。

たくさんの写真よりも、小さくてあたたかい手は確かなものをとどけてくれたはずです。

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お父さん、お母さん

お正月のお疲れは出ていませんか?

帰省中はたいへんお世話になりました。

ゆっくりさせてもらえた夢のような時間は本当にあっという間で、何度もたのしかったねと話しています。

人見知りのはじまったカズちゃんにも、おじいちゃんとおばあちゃんはやっぱり特別。

最初から最後まで、たくさん抱っこしてもらえて、ずっとごきげんでした。

いつもと違う家族とふれあえたおかげで、話をしている人の顔をじっと見るようになり、またひとつ、大きく成長したお正月となりました。

来年も大きくなったねと喜んでもらえるように、元気な一年にしようと思っています。

私たちのために心をくだいて下さった3日間のお疲れが出ませんように、ゆっくり休んでくださいね。

たっちができるようになったら、たくさん写真をとって送ります。

寒さはここからが本番となりますが、お体を大切に、お元気でいてください。

 

ハナコ

 

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たしかな血のつながりに

子どもが大きくなってくると、かわいさまかせの雰囲気づくりとも行かず、気をつかうかもしれません。

なじみの少ない場所では、楽しみも少ないものです。

かといってまだ大人のような会話ができるわけでもない。

できればおじいちゃんやおばあちゃんの手伝いをすることで、家族の一員であることを伝えられたらいいなと思います。

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お父さん、お母さん

今年も楽しいお正月をありがとうございました。

ナナや弘毅も大きくなり、大人の時間も過ごせるようになったと実感できた、とてもよいお休みでした。

庭木のせん定やお漬物づくりのお手伝いができたこと、昔ながらのお正月の準備が経験できたことは2人にとってよい思い出となりました。

帰ってきてから、ぬか床を作ってみようかと相談しています。

おばあちゃんのような立派なぬか床になるまでには何度も失敗するかもしれませんが、それも勉強。

お漬物の大好きなお父さんにも食べさせてあげたいのだと、ナナはとてもはりきっています。

こちらではどうしても、勉強や学校での活動が生活の中心となってしまうので、体力も知恵も備えた2人には、もっと広い世界を見る機会があればいいのにとずっと思っていました。

それが今回、家族という小さな世界をふり返ることで広がった世界や、手にした自信は予想していない大きな成果でした。

来年もまた、みんなで帰りますね。

いつまでも元気で、たくさんのことを2人に教えてやってください。

 

ハナコ



唯一血のつながらない、お嫁さん

座っていてねといわれても、本当は手伝うべきなのか。

手ぶらできてねといわれても、手土産くらいは必要なのでは。

泊まっていってと言ってくれるけど、本当は負担なんじゃないだろうか。

答えのでない問いの中を、悩みはぐるぐる回ります。

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小さな子どもがいればさらに、穏やかないつもの生活と変わることで、疲れさせるのではないか。

いかなるシチュエーションにも悩みはつきません。

ただ子どもとおじいちゃん、おばあちゃんとのふれあいを見ていると、この中で、血のつながりがないのは自分だけなんだな、と思うことがあります。

だからそんなに悩まなくてもいいのかと、そう考えることにしました。

自分たちが育てた息子とその子ども、お世話係のお嫁さん。

そう思うと、たいして気をつかうところもないような気がしてきたのです。

ですが100人いれば感じ方は100通り。

これが正解という義両親とのつきあい方はありません。

ただ自分に力が入ってしまうことで、相手の負担になるものがあるだろうとも思うのです。

ならば流れと血にしたがって、来年も楽しみに訪問できるよう、気持ちよくしめくくりましょう。

 

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2 Responses to “帰省中はお世話になりました。~義両親へ送る、感謝の手紙~”

  1. より:

    「唯一血のつながらない、お嫁さん」
    ほろりと涙がでてしまいました。

    初めての義理実家でのお正月に緊張とハラハラでした。
    義理の両親へお礼の手紙を書こうとこちらのサイトをみつけ、読んで温かくなりました。

    嫁としてがんばらなければ そんな気合いが空回りして、お茶の注ぎ方も失敗して情けなくて落ち込んでばかりのお正月でしたが、自分の実家では心安まり、お盆はもっと気楽にいこうと思えました。

    ハナコさんの手紙のように書くとどうも私の気持ちからかけ離れてしまうので(心待ちにしていた里帰り、ゆっくりできた)書けないけれど、感謝の気持ちはしっかりと伝えたいと思います。

    • 青山 ハナコ より:

      メッセージありがとうございます。

      必要とされるシチュエーションに、ぴたりとはまるメッセージをお届けできないもどかしさをいつも感じていたのですが、頂いたメッセージに、それでも自分にできる精一杯をこめた手紙を書いてきたことが、本当によかったと思えました。

      私も「似て非なる」家族の中で、もがいたり居心地の悪さをいっぱい感じながら奮闘しています。

      「家族になるには時間がかかるんだ」と言い聞かせつつ、自分のペースで進んでいます。

      無理せずがんばりましょうね!

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