9歳を迎える娘に贈る、誕生日のメッセージ~未来の君へ~

長女が1歳になった時から、毎年誕生日に手紙を書くことにしています。

この一年でできるようになったこと、うれしかったこと、乗りこえてきたこと。

母親の目線から、9歳を迎える娘にあてて書いています。

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ですがこの手紙は、まだ本人には渡しません。

1歳から書きためてきた手紙を本人に渡すのは、ひとり暮らしか、結婚か、あるいはちがう形でなのか。

わからないけれど、彼女が巣立って行くときに渡そうと思っています。

厳しい母に、つらい思いもたくさんしているであろう娘に、思う気持ちはこれだけあったと、いつか伝わればいいなと思います。

そしてほんの少しだけ、巣立つ頃の彼女たちの時間の中に、自分がいないことへの不安も抱えています。

心身ともに健康そのものではあるのですが、人生は何が起こるかわかりません。

たとえどんなことが起こっても、全力で彼女を愛していたことは残るといいなと思っています。

 

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遠くへ出かけていくようになったあなたへ

ほのかへ

9歳のお誕生日おめでとう。

ぐんぐん伸びる身長と同じように、ひとりで遠くへ出かけていくようになったあなた。

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送り迎えの手間がなくなっても、落ち着かない時間は変わらないのだと知りました。

夕方遊びに出かけたあなたのいない空間には、いまだに手持ち無沙汰な気分でいます。

さびしいわけでも、心配してるわけでもない。

私がいないと何もできない子どもではもうないことは、目線の高さでわかっています。

ただわずかな不安と、必要なときはいつでもそばにいてやりたい気持ちが、まだ少しだけ私の中に残っています。

それでも幼い頃よりもずっと高くなった空に、これからはもっと世界を広げていくのだと、私も決意を新たにしています。

行動範囲もさることながら、この1年、それを広げるあなたの体の成長は目をみはるものがありました。

後姿に力が宿り、歩幅がとても広くなった。

遠くから歩いてくるあなたにはもう、かけよりたくなるような弱さを感じなくなりました。

体の成長は心の成長をともなうのでしょう。

あなたはとてもやさしくなりました。

以前から人と争うことを好まない、穏やかなやさしい性格をしていたけれど、最近は誰かのために何かをしてあげられる自分に、とても誇りを持っているように思えます。

自分の子どもだけれど、なんて頼もしい、と思います。

当たり前だけど、あなたには普通の小学3年生なみに、苦手なことや、うまくできないこともたくさんあります。

ドッヂボールはきらいだし、計算は早くできない。

はじめての人と話すのは苦手だし、しょっちゅう忘れ物もしてる。

逆上がりはやっとできるようになったばっかりで、2重跳びは先が思いやられそう。

何をするにも時間がかかるし、欲しいものもすぐに選べない。

まわりの友達とくらべることを覚えたあなたには、かわいいコンプレックスもたくさんあるみたいです。

そしてそんなあれこれを抱えながら、あなたは9歳を迎えます。

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はたから見れば幼い悩みも、これからはどんどん深く重たくなっていくのでしょう。

私が助けてあげられることはほとんどなくなって、自分で引き受けていくしかない。

でもあなたなら、必ず超えて行くと信じています。

心と体はアンバランスに大きくなるから、うまくいかない時だってたくさんあるでしょう。

それでもでもなんとなくだったり、時間が解決してくれたり、きっと今みたいにあなたは、ほんの少し距離をおいて待ちながら、辛抱づよく解決していくはずです。

大丈夫、あなたならちゃんとやれます。

だからがんばっておいで。

いつでも家で待っています。

無事を祈りながら。

健闘を祈りながら。

あなたのための家のカギはまだ作りません。

帰ってきたときは、私が必ずドアを開けるから。

いってらっしゃい、気をつけてね。

 

お母さんより



家族の一員としてできるようになったこと

この1年でできるようになったことのひとつに、「説明を読んで何かを作る」ということがあります。

これは家族の一員としても画期的な成長で、たとえば手洗いした服を洗濯機で脱水したり、レシピを見て簡単な料理を作ることができるようになりました。

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何かのやり方を覚えれば、自由が広がるのだと気がついたようで、積極的にいろんなことを覚えようとしています。

そのことで誰かの役に立てることや、感謝されることは彼女の心の栄養になっていて、やさしさに磨きがかかったようにも感じます。

誰かのために何かができるということは、自分を幸せにできることだと信じてスパルタに仕込んでいます。

行事の振り替え休日で2人だけの時は、休日のランチを作ってくれるようにもなり、彼女の在宅はありがたいものになりました。

ほんの1年前までは、お昼どうしよう、1日何させようと、頭をかかえていたのがうそみたいです。

 

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9歳の彼女のバースデープレゼント

申し訳ないことにこの時期の誕生日はクリスマスと重なってしまうので、サンタさんへのリクエストと、祖父母へのリクエストと選びきれないことがあります。

なので親からのプレゼントは、本人リクエストの場所での外食。

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どこへ行っても一人前に食べるようになったので、家族で出かけるには意外と予算がかかります。

クリスマスとはちょっと離した時期に、じっくり検討して出かけます。

祖父母へリクエストしていたのはこちら。

 

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不器用な私にはやっかいな…と思っていたら、説明書読んで、自分でできるそうです。

よかったような、ちょっとさびしいような…?

廉価版でシンプルなアクセサリーはたくさん作っていたので、いよいよ本丸に攻め込み、モチーフも大量生産するそうです。

 

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