もうすぐ夏が終わります~友人に送る8月最後の手紙~
夏休みの終わりを迎え、ホッとしています。
わが家の娘たちは「これぞ夏休み!」とでも言いたくなるような、ベタな夏休みを満喫しました。
早起きや早寝は私がゆずらなかったけれど、午前中は宿題をしながら過ごし、3食家でしっかり食べる健康生活。
本人たちですら「もうそろそろ学校行ってもいいかも。」と言いだすほど、のんびりしたようです。
在宅の仕事もままならず、大切な友人へのお手紙も書けなかった数週間。
やれやれの気持ちとともに、久しぶりの手紙を書きました。
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気がついたら、8月も最後です
ジミニーさん
大雨で、ようやく記録的な猛暑に小休止が訪れました。
「忙しかった夏も、もう終わるよ。」のメッセージかしら?
気がついたら、8月ももう最後なんですね。
時おりそちらの悪天候が気になって、安否を訪ねるご連絡をした程度で、あっという間に時間がすぎてしまいました。
毎日、「どうしているかしら?」と思いながら、日々汗だくでフライパンに向かう日々でした。
ジミニーさんはいかがお過ごしでしたか?
まだ夏休みとは無縁のやよいちゃんとは、どんな夏だったのかしら。
わが家は今年、娘2人が小学校へ通うようになってはじめての夏休み。
宿題を洗い出してペースを整え、とにかくこなして行くだけが精一杯で毎日がすぎました。
旅行や帰省のときくらいは、のびのび遊ばせてやりたい。
そう思うと、普段が慌ただしくて。
昼食を毎日作っていたら、給食がどれほどありがたいものかも実感しました。
当たり前だと思っている日常が、どれだけ助けられて成り立っているのかを思い知ったお休みでした。
「何かを残せてやれたかしら?」と、悩んでもいた時期もすぎた気がしています。
彼女たちは、自分で好きなことややりたいことを見つけ、いろんなことを相談してくるようになりました。
「魚とり名人になれる講習に行きたい。」
「イラストがうまく描けるようになりたいから、この本を買って欲しい。」
時には、「大丈夫なの?」と心配になるような意気込みもありましたが、こんなことをやってみたいと思うようになったんだと、うれしい発見のある夏休みでもありました。
おおげさかもしれませんが。
それでもほんの数年前まで、どこへ行っても、何をやっても怖がってばかりで、何かをやってみるなんて無縁だったことを思い出すと、成長したと思わずにはいられないのです。
そんな成長の数々が、私の夏休みのごほうびでした。
ジミニーさんも、きっとやよいちゃんから、素敵なプレゼントをもらっただろうな、と思っています。
また聞かせて下さいね。
この嵐が過ぎれば、厳しい残暑が戻ります。
お体を大切に、元気でお過ごし下さいね。
ハナコ
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思い出す、少し前のこと
ジミニーさんの娘はわが家の娘たちより年下なので、話を聞いていると、いろんなことを思い出します。
ほんの少し前のことなのに、私はこんなにもたくさんのことを忘れてしまっているんだと、ショックも受けます。
夏休みの間はほとんど連絡できないながらも、まだ幼稚園にも行っていなかった時期の夏を、あれこれ思い出していました。
必死で庭にプールを出したのに、すぐにあきちゃったとか。
あせもがいっぱいできて、1日4回もシャワーさせてたとか。
とてもささいなこと。
当時は毎日世話に明け暮れて、心底嫌気がさしていました。
もともと私は母性があまりないようで、幼い子どもたちに対して愛おしさとか、赤ちゃん期のかわいらしさを感じることがほとんどありませんでした。
責任やプレッシャーに、ひたすらおしつぶされそうになっていました。
それでもこうして身近な人の子育ての話を聞いていると、私にもあったそんな時期が、とても幸せな時期だったと思えています。
必死だから苦しかった。
でもそれでよかった。
今の娘たちは、ずいぶん話し相手になるようになり、つみ重ねた時間は無駄ではなかったと思えています。
これからだけど。
できたであろうことは考えたらキリがないけど、これまでに後悔がないことは、私のささやかな誇りでもあります。
さて、そろそろ私も通常運転にもどらねば。
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