先生お世話になりました~卒業の日に親から贈る、感謝の手紙~

卒業シーズンがやってきました。

わが家の次女も3年間かよった幼稚園を卒業します。

成長めまぐるしい時期、子育ての伴走者となって下さった先生への感謝の気持ちは言いつくせないほど。

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じっくりとお話ができる機会があればいいのですが、卒業までの時期も、式当日も先生は多忙です。

だからこそ、あとでゆっくり読んでもらえる手紙はありがとうを伝える、最善の方法だと思うのです。

もともとこのサイトを作ろうと思ったのも、卒業によせて、先生に感謝を伝える手紙を書こうとしたことがきっかけでした。

主役である子どもではないので、長いメッセージは必要ないかもしれません。

それでも、ぬくもりのある言葉でありがとうを伝えたい。

それぞれの卒業にふさわしいメッセージを紹介します。

 

※ 先輩ママに贈る、お祝いとねぎらい、そして感謝のメッセージはこちら

卒業生をもつ友人に贈る、お祝いの手紙~今日までお疲れさまでした~

※ 幼稚園を卒業する今と、そして未来の娘に贈るメッセージはこちらから。

幼稚園を卒業する娘に贈るお祝いの手紙~未来の君へ~

※ これまで成長を見守った親戚や近所にすむ子どもたちへのお祝いのメッセージはこちらです。

卒業おめでとう~成長を見守ったあの子に送るメッセージ~

 

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保育園・幼稚園の先生へのありがとう

入園したころは赤ちゃんとほとんど変わらなかった子どもたち。

この時期を見守ってくださった先生は、お母さんがわりとなって、手をかけてくださっています。

送り迎えで顔をあわせることも多いので、人柄を思いうかべながらメッセージを書きました。

山野先生

卒業なんていつのことだろうと思っていたのに、あっという間にこの日がきました。

まだ赤ちゃんのようなほのかの手をひいて、入園式のアーチをくぐったのはつい先日のような気がしています。

それでもいつのまにか転ぶ心配をしなくなり、今ではすっかり小さくなったリュックを追うようになりました。

いよいよ小学生になるのだと、本人も楽しみに迎える卒業式ではどんな姿が見れるのか、さびしいような頼もしいような思いでいます。

名前を呼ばれても返事ができなかった入園式から3年。

いまとなっては短く感じる年月も、1日1日は大きな変化についていくのが精一杯の日々でした。

苦手な給食の日や、お友だちとケンカをした日、なわとびがうまくできなかった日は、いつもより重たくなった手をひいて登園しました。

わかってやりたいとは思いながら、進まない準備にイライラしながら送った日が何度もありました。

そのたびに迎えてくれた先生の笑顔。

一瞬で軽くなったほのかの足取りに、日頃どれだけの思いをかけて下さっているかを知りました。

気持ちよく幼稚園へ行かせてやりたいとは思いながら、ついしかってしまった日も、先生の「おはよう。」の声に、私まで救われる思いがしました。

感謝の言葉は、何度くりかえしても足りません。

そんな先生に、あたたかく見守られた幼稚園での生活もいよいよおわります。

楽しみであると同時に、不安でもある小学校。

それでも先生がつみかさねてくださった愛情を力に、これからも親子でがんばろうと思っています。

ジャンプのための一年を、支えてくださってありがとうございました。

これからの先生のご活躍をお祈りし、感謝の手紙とさせて頂きます。

お体を大切に、ずっと今のままのすてきな先生でいてください。

 

青山ハナコ (青山ほのか 保護者)

 

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小学校の先生へのありがとう

小学生ともなれば幼稚園とは違い、生活の世話をしてもらうことはほとんどないと思っていました。

けれどちょっとした体調不良や登下校の安全管理など、生活面でもたくさんの気配りを感じています。

自分でできることがふえたとはいえ、成長とともに複雑になる交友関係や、学年とともに難しくなる学習面など、子どもにかかる手間はかわりません。

それでもノートに押してもらったハンコや、ごほうびにもらったシールに大喜びし、学校がたのしいと通う娘を見ていると、こまやかな心づかいに頭がさがります。

学年の終わりには、そのまま受けとっていただけるよう、連絡帳にお手紙をはさんで感謝の気持ちを伝えるのですが、ここでは6年分のありがとうを届けます。

大田先生

6年生に進級した時、あと1年で卒業なのかととてもさびしい気持ちになりました。

これまでそれぞれの学年の先生方にお世話になりながら、なんとか成長してきた小学校生活、たった1年で次のステップに進めるほどになれるのかと不安な思いもありました。

けれどそんな心配をよそに、ほのかはこれまでずっとあこがれていた最終学年をとても楽しみにしていました。

担任が大田先生だと知ったときは、進級のよろこびもさらに大きくふくらんだようでした。

親としても運動会や発表会など、これまで見てきた6年生の行事を、わが子も経験できるのかと待ちどおしい気持ちでいました。

そんな思いでスタートした6年生は、想像をはるかにこえたすばらしい1年でした。

子どもたちみんなが、主役は自分だったと胸をはれるような時間だったと感じています。

ただ、親が目にする晴れの舞台のためには、地道でけわしい、ときに難解な時間や気持ちの積みかさねがあっただろうと思います。

つらいことほど親には話さなくなった子どもの気持ちを、先生はずっと1人で支えてくださったのだと、卒業を目前にひかえ、今は感謝の気持ちでいっぱいです。

1年分の気持ちはとても言葉にできそうにありませんが、小学校最後の1年を先生のもとですごせたこと、たくさんの言葉をかけていただいたことは、ほのかにとってなによりの宝物です。

小学校での思い出を糧に新しい場所に進むほのかを、これからもしっかりサポートしたいと思っています。

最後になりましたが、先生のこれからのご活躍とご健康をお祈りしています。

1年間、本当にお世話になりました。

小学校の6年間をこのような気持ちでしめくくれることに、心から感謝しています。

ありがとうございました。

 

青山ハナコ

中学校の先生へのありがとう

中学校では、公立高校の受験や合格発表が残っている場合も多く、不安を抱えたまま卒業式をむかえます。

私も放り出されたような気持ちになったことが記憶にのこっています。

それでも、ここまでずっとサポートしてきた生徒を、合否もわからぬまま送りださなければならない先生にもきっと、いろいろな思いがあるはずです。

あらためていい知らせを届けることができるように願いながら、今言えるありがとうを言葉にしました。

水野先生

3年間を無事に修了できる、そのことを思うと今日は感謝と喜びの気持ちでいます。

けれど高校行けるのかな、なんて不安そうな娘を見ると、受験の結果は親子で受けとめなければと思いながら、今までどれだけ水野先生に支えていただいていたのかを実感しています。

精神的にも多感な時期に、はじめて経験する受験。

不安ととまどいをいつも大きく受けとめてくださった先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。

進路についても、本人でさえ自覚のなかった思いに気がついていただいたことで、思いもよらない新しい世界が広がったようです。

最初の試練に水野先生のご指導をいただけたことは、とてもありがたいことでした。

これから先、娘には受験よりもっと大きな壁がたくさんあるのだとは思いますが、今回の経験を糧に、強くなってほしいと思っています。

最後になりましたが、感謝の気持ちとともに、先生のこれからの健康とご活躍を心からお祈りしています。

1年間ありがとうございました。

 

青山ハナコ

 

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ひと足はやく、幸せになります

両親は、物心ついたときにはすでに「自分のことは自分で決めろ」という方針だったので、私は進路も勝手に決めました。

親が疑問に思ったことには説明を求められましたが、きちんと説明できればなにかを反対されたことはありません。

幼いころからそうだったので、自分で決めることに不安を感じたことはないのですが、さすがに人生で初めての受験にはとまどいました。

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学校でこまやかに指導してくれるので、手続きがわからないことはありませんでしたが、自分にとって何が一番なのか、自信を持って決めることができないでいました。

そんな時期、担任をしてくださった水野先生はとても信頼のできる人でした。

なにひとつ押しつけず、それなのに見たこともない世界を私の目の前に広げてくれたのです。

4月当初こそ、押しの弱そうな雰囲気に不安は感じましたが、苦しい時はいつも、大きな器で生徒を包んでくれました。

卒業式どころじゃないと、いよいよ精神的においつめられていた時期、「みんなには悪いけど、ひと足はやく幸せになります!」と言って電撃結婚し、受験生の腰をくだいたのは狙いだったのでしょうか。

受験が世界のすべてを支配していたとき、落ちたらおしまいだなんて思っているのは自分だけなんだと、思わず笑って気が軽くなったことをよく覚えています。

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